とうとうこの日がやって参りました。
阪神タイガース優勝‼︎
前回の優勝は2005年ですよ。
ワタクシ、ライトスタンドで見てましたよ。
あとで見返すと危なげの無い阪神の試合でしたが、印象に残っているのはレフトスタンドにちょっとだけ居た巨人ファンの姿と、藤川球児に浴びせられた無数のフラッシュの海。
金本さんがレフトフライをガッチリ掴んだ瞬間私の涙腺が崩壊してしまい、岡田監督の胴上げは肉眼で見ることが叶いませんでした。
「黄金時代来る‼︎」と、その時は思ったんですけどね。
まさかそこから18年待たせてもらうとは思いませんでした。
ただ、無駄な年月ではございませんでした。
2003年は星野監督が1/3弱の選手を入れ替えて成し遂げたものでしたし、2005年はその遺産の上にリリーフ陣の整備と云うスパイスを効かせてどげんかしたものでした。
この2回の成功に味をしめて、阪神はよろしく無い方向に向かいます。
メジャー帰りとFAと外国人と云う甘い蜜に依存する編成になっちゃったんですね。
その結果、Aクラスには入るんやけどなぁ…、と云う日々が続きましたね。
しかし梅野が入った辺りですから10年ほど前でしょうか?
大卒と社会人ばかりやないかと言われながらもドラフト戦略が成功し始めます。
和田監督が藤浪晋太郎を引き当てた時はビックリしましたね。
編成が変わり始めた頃に“超変革”のスローガンを引っ提げて金本知憲さんが監督として復帰。
のちに矢野燿大監督に引き継がれ、あともう少しで頂へ手をかけるところまで戦力整備が完了しておりました。
そう、金本さんに肉体の強靭さの必要性を説かれ、矢野さんにもう一歩踏み出して挑戦する意識を植え付けられた選手たちは、今年岡田監督から勝つためのしたたかさを学び、まずはリーグの頂点へと到達しました。
おめでとうございます。
“ヨソのお下がりばっかり”ではなく自分たちで揃えた選手たちと、後がない移籍組の力が融合して爆発したのって、最後の最後にノムさんにしてやられた1992年以来だと思います。
小手先の補強ではなく10年かけて強くしてチームが花開くのは、ファン冥利に尽きます。
さて、ここが終わりならこれでエエんですが、明日からはまずはCS対策。
その先には日本シリーズを制した後の“ソレ”が待ってますね。
パシフィックの投手たち…。
強烈ですね。
パシフィックの打者たち…。
強烈ですね。
そこに勝つためのチーム作りを行ってきたと信じております。
中村GMと横田選手があっちで喜んでくれてたらエエなぁ…。
