急行列車は牽引機ありきのものがほとんどなんですが、今回もそんな感じです。
KATO 10-1546&1547
“43系 急行「みちのく」”
入線は2019年4月29日。
この年の2月に20系「ゆうづる」の牽引機としてC62常磐形が発売され、その常磐形が牽引した急行として発売されたのがこの「みちのく」ですね。
さてザーッと編成をおさらいしますと、上野方よりまずはスハフ42とスハ43のゾーン。
スハ43系急行ですからね♪
で、早速2等座席車のオロ61が2両連なります。
昼行急行ということで、夜行なら片方に“ネ”が付いたりするんでしょうけどね。
で、食堂車のスシ48。
かつては“つばめ”のマシ35の控えだったとか、最後の一両は燃えてなくなったとか色々聞くんですが、ホントのところはどうなんでしょうね。
そうそう、この編成ど真ん中にナハ11なんて軽量客車が挟まってるんですよね〜。
自由席の取り合いでここを取れたらお父さんの家庭内での地位も安泰ですよ。
そして一般大衆には馴染み深い3等座席車のゾーン。
画像では遠慮して2両しか写してませんが、この左側にもう2両スハ43が隠れてます。
最後に盛岡までのお付き合い。
増結分のオハ47とオハフ45ですね。
そして牽引するのはもちろんこちら♪
KATO 2017-6
“C62 常磐形(ゆうづる牽引機)”
俺たちの“Queen of Hudson”C62の中でも常磐形ですね。
煙室扉の手すりが物議を醸したアレです。
こちらは雪かきを装備して22号機としております。
C62で“みちのく”と云えば、やはりこの映画を思い出す方が多いでしょう。
クライマックスの上野駅に向かうシーン。
シビアなダイヤが組まれた都市部への進行は、蒸気機関車牽引急行にとってもかなりの緊張感を強いられる仕業だった様です。
さて、準備も整いましたので…
「出発。」
説明書によれば、上野に向かって下って行く向きです。
そうそう、先日柏梨田車両センターを改良した余波で山が追いやられて来たんですが、思わぬ副産物としてこんなカットが生まれました。
いつもの♪
夜汽車とはまた少し趣の違う昼行急行。
これもまた、高度経済成長期の面影を偲ぶ一本と言えましょうか。
〜43系急行“みちのく”ひとくちメモ〜
急行“みちのく”は、戦後復活した急行201、202列車に端を発する東北方面の名門急行列車である。
昭和40年10月のダイヤ改正以降のC62“ゆうづる”の時代となると、常磐線の客車急行列車は“十和田”に統合されてゆく中“みちのく”は別格で、気動車1往復が増発されてなお名称が残った。
昭和43年、客車1往復は“十和田”に統合され“みちのく”は気動車急行1往復のみとなり、昭和45年特急“はつかり”への格上げでその名称は一旦消滅する。
しかしながら昭和47年、583系による昼行特急として“みちのく”の名が復活し、昭和57年の東北新幹線開通まで走り続けた。
(※製品説明書より再編集)