先日ね。


クラブハウスみたいな使い方が出来るツィッターの“スペース”機能にて。


毎週聴いていた、個人の模型屋さんが主宰するスペースがあったんですが、こちらで別の模型屋さんが、現在の鉄道模型を買うユーザーのボリュームゾーンについて、そして今エアポケットのように各メーカーがカバーしきれていない年代について解説なさってました。


曰く、


●鉄道模型の購買層の中心は30〜50代。

●この年代が懐かしいと感じるのは国鉄末期からJR初期

●再生産要望を出したところで、上記の年代より極端に古い国鉄形が再販されてしまうので、実情にそぐわない。


とのこと。


少し前なら“棚に置けば売れた”EF58であったり、誰もが欲しがっているはずだったC62なんてのもダブついてしまう現象が起きているそうです。

「自分やったらJRマーク付いた国鉄形とかご勘弁なんやけどなぁ」


と思ったんですが、こんなオールドファンの呟きも、小売の現場ではそろそろ通用しなくなって来ておるようで。

言われてみれば、小6の時に国鉄の分割民営化を経験してますので、実車の103系とか113系に取って付けられたようなJRのロゴをこそばゆく感じながらも、自分の手持ち車両にせっせとデカールを貼り付けていた記憶もございます。

この“平成元年から平成10年ぐらいまでの国鉄形車両”が充実すれば、もしかすると飽和気味の市場に新しい流れが出来るかもねってのがその模型屋さんの主張でした。

データを元に語ることのできる販売店さんの言葉ですので説得力は十分です。

ただ、少しだけ反論させてもらうならば、ワタクシのような“鉄道模型お帰りさん”にとっては、やっぱりこの世界から離れている間に出ちゃってたもの、例えば子供の頃に持ってたけどもっとリアルになっちゃってる青大将の“つばめ”とか、なかなか再販が掛からなくて首が伸びすぎて一回千切れちゃってる“急行ニセコ”とかね。
子供の頃にカタログで眺めるだけで手が届かなかった“あんなん”とか、友達の家で見て羨ましかった“あんなん”とか、上記の範囲だけでまとめられるほど単純なハナシでも無いよなぁ…とも思います。

この世界、嗜好がとっ散らかりすぎる傾向がございますので、どこまで手を広げるのか?どこで線引きをするのか?

メーカーさんも大変ですよね。

Swallowtail的スターターセット。