今日はイロイロな分析をしておりますが、多くは私個人の偏った感想です。

反論を頂戴しても構いませんが、穏やかにお願いします。


我々はいわゆる“模型鉄”ですが、その中でも細かく細分化されます。


ゲージや縮尺で分かれたり日本形・外国形・長編成・ナロー・車両工作・レイアウト制作・お座敷運転などなどなど…。


趣味嗜好は様々です。
同じく今回のテーマ“撮り鉄”さんにしても同じくの様で、細かく見て行くとホントに細分化出来るんですが、ここでは大胆にも大きく2つに分けたいと思います。

一つは日常の中の鉄道風景を撮りたい“アート派”

もう一つは一定の条件を自ら課し、完璧な編成写真や型式写真を撮りたい“アスリート派”とします。

アート派の皆さんは、例えば山間部の路線を俯瞰で撮るために険しい山を登って2時間に一回しか来ないローカル列車を待ってみたり、或いはふと見つけた駅での光景を切り取ってみたり。

なんなら車両すら写ってなかったりする場合すらあります。

単独で行動することが多く、それゆえにそこまで問題行動を起こす確率も低い様に思います。

そしてここが一番大切なんですが、比較的年齢層が高めな印象です。

対してアスリート派の皆さんは、編成の全てがビシッと収まっていなければならないとか、側面に影がかかってはいけないとか、抜ける様な青空よりは少し曇りぐらいで逆光はNGとか。

“〇〇してはならない”と云う制約の中で完全な車両単体の写真を撮る事を目指す、ある意味求道者の様なメンタリティを持つ方々の様に見えます。

個人的には一糸纏わぬ女性のヌードモデルを真っ白なスタジオで完璧に撮ろうとするカメラマンとダブります。

対象となる車両にもよりますが、“甲種回送”や“引退”や“イベント列車”、或いは“代走”と云ったレアな運用に敏感で、この様な現場には大挙して押し寄せる傾向が強く見受けられます。

ある意味“葬式鉄”と呼ばれる人々にも近いかもしれません。

どちらかと言えば年齢層は低めで10代〜20代始めぐらいの若年層が中心の様に見えます。

もちろんどちらにも例外は存在するでしょうし、はじめの方で“大胆に2つに分ける”と申し上げたのもその点を考慮しての事ですのでご了承下さいませ。

で、近年派手に問題になっておるのはどちらかと言えば“アスリート派”の撮り鉄の方が多い様に見えるのですが、いかがでしょう?

では何故アスリート派は問題になりやすいのか?

明日はこの辺りを考えてみたいと思います。

Swallowtail的スターターセット。