本日の内容は少なからず…
いや、割と濃い目に…
いや…
無事に封切られた様ですね。
結構なネタバレを含みますので、まだ劇場版をご覧になっていない方で
「知りたくねーよ‼︎」
って方はこのままお帰りくださいませ。
先に言うたで♪
で、実はワタクシ自身は観に行っていない(笑)鬼滅の刃の劇場版。
“無限列車編”と呼ばれる今回のエピソード。
涙無くしては読めない回が目白押しの原作の中でも、人気の高い胸熱エピソードでございます。
もちろん煉獄さんのあらゆる意味での器の大きさ(後輩の隊士である炭治郎達に見せる包容力や人間のために闘うもののやはり鬼である禰󠄀豆子を仲間として認めるなど)もポイントなんですが、我々ならば重要なアイテムとしての鉄道の用いられ方に注目したくないですかい?
と、云うわけで、原作の内容から個人的な推しポイントをご紹介します。
(何せ映画は観に行ってませんからwww)
〈推しポイントその1・ハチロク〉
テレビシリーズ第1期最終回の段階でビビったのが、無限列車の牽引機として登場する機関車の精緻な描写です。
誰が見ても紛う事なき“ハチロク”が画面に映し出されましたね。
話が少し逸れますが、アニメ版が秀逸なのはその細かさでありまして、本物の刀鍛冶さんが日輪刀の描写を見て、“よく調べてるねぇ”と感心なさるレベルであります。
その“執念を感じる描写”は、無限列車に対しても抜かりなく行われておる様です。
〈推しポイントその2・Blood Demon Art〉
今回、鬼殺隊最高位の“柱”である煉獄さんが出向いてまで討伐に当たる、鬼達の中でも最強軍団の“十二鬼月”。
その中でも上から7番目に強い“下弦の壱”の位を有する鬼である魘夢(えんむ)。
下弦の壱である魘夢が操る血鬼術(海外の人にはBlood Demon Artでお馴染み♪)が発動するきっかけが“切符にハサミを入れる”と云う動作なんですね。
若い方には「?」でしょうが、その昔自動改札が無かった時代、切符は専用のハサミで切り込みが入っていたんですね。
切符を切ると云う動作は鉄道サービスを受ける入り口と云う事で、対象を術にかける入り口としてこの動作を取り上げた事に吾峠先生のリスペクトを感じます。
〈推しポイントその3・鬼の首は?〉
先に申し上げますと、これに関しては正解は伏せます。
物語の中で、倒すべき鬼の急所は首であるとされております。
当然今回も鬼の“首”を斬る訳ですが、首を斬られたはずの魘夢が倒れません。
実は魘夢は無限列車と同化しており、急所である首も列車内のどこかに存在する訳です。
機関車と客車、合わせて9両ある編成のどこかにある急所。
ヒントとして、首は生きるために必要な栄養源(人間ならば水分や食料・鬼ならば人肉)が通過するところであるということ。
原作を読んだ時に
“そこに首を持ってくるか‼︎”
とビックリしました。
今回、大切な舞台として取り上げられた大正時代の優等列車。
鉄道へのリスペクトを感じられるこのエピソードが、鬼滅の刃の中でも1番のお気に入りでございます。