主に妻が頑張っている本のお片づけより第2夜です。

今日のはコレだ!

“週刊 鉄道絶景の旅”
創刊号 「中央本線〈東〉
(集英社 刊)

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もう聞きようが無いのですが、

「お義父さん何でこんなん買ってはったん?」

と尋ねたくなる一冊です。

目次がこんな感じ♪

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それも良いのですが、私が惹かれるのはやっぱりコレです。

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現物はこんな袋に袋とじです。

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色々書いてありますが、まとめますと
「昭和35年当時、国鉄の職員さんが実際に使っていた鉄道線路図を、そのままに復刻しましたよ」
との事です。

そら開けますわな(笑)

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オモテ面はこんな感じ♪

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こんな感じで日本全国の全ての路線が網羅されております。

目を皿のようにすると分かるのですが、淡路島に鉄道が走っていたり(昭和41年に廃止された淡路鉄道)阪神は阪神元町までしか路線がございません。

神戸高速鉄道が出来る前ですので、高速神戸で仲良く合流なんてまだまだ先、昭和43年のお話でございます。

また、我らが京阪電鉄も天満橋から三条まで。
淀屋橋延伸も、昭和38年ですのでまだなんですね。
資料画像で見る天満橋の地上駅舎って凄くカッコいいんですよね。

そして一番デカい違いは…

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「無い!」

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「無い!」

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「やっぱり無い!」

大阪環状線の西半分どこ行きました?

実はコレもまだ無かったんですね。

元々環状線は、東海道本線と関西鉄道(のちの関西本線)を連絡する東側の城東線、旧淀川の右岸を走る北西側の西成線の一部(元の西成鉄道の桜島線以外の区間)、南側の関西本線と貨物線の一部を、戦後の高度経済成長期に西側の臨海部に新線を造って接続したものなんですね。(一部Wikipediaより)

で、ぐるっと一周するようになったのが昭和36年の4月ですのでコレもまだ出来てません。

実は線路図だけでは無く、旅客や荷物の運賃早見表なんてのがあったりと、かなり愉快な冊子です。

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ちょうどストライクゾーンの中の甘い半速球の様な、夢中になって下さいと言わんばかりの資料を思いがけないところから発掘してしまいました。

復刻版とは言え、かなりじっくり遊べそうな(=ブログのネタに困った時に役立ちそうな)一品ですね♪

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コメント(3)
顔アイコントラさん
京橋と森ノ宮の間に・・・「猫間」駅!?

初めて知りました(^^;
2018/7/29(日) 午前 0:16
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顔アイコントラさん
調べたら、猫間は信号所のようでした。
過去を知るって面白いです。
貴重な情報等ありがとうございました。
2018/7/29(日) 午前 0:25
<<返信する
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KOASA。
> トラさんさん
えらいところを見つけていただきまして…
私、ノーマークでした(汗)

自分も少し調べてみたんですが、1961年までは玉造駅に貨物駅が併設されていて、旅客が高架化されておるのに対して貨物は地上駅だったため、猫間信号場まで側線が設けられていたとか。
ちなみに戦時中は、猫間信号場から大阪陸軍造兵廠(今で言う大阪城公園内でしょうか?)にも側線が伸びていたそうです。

当時の写真や“森ノ宮駅の北側”などの表記から推察すると、現在の大阪城公園駅のあたりにあったと考えても良さそうですね。
2018/7/29(日) 午前 2:22