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何か工夫を

こんちは😄



昨日、浅草演芸ホールの昼の部は大入りのまま千穐楽を迎えました



今回はNHKの落語コンクールで優勝した人たちがズラリと並んだ番組でしたが、改めて見るとやっぱりそれらしい方たちがチャンピオンになってますね



ただ、このコンクールの優勝が受賞歴を光らせる以外、噺家たちにとってどれほどのメリットがあるのかは疑問であります



実際、優勝してもNHKの番組にひとつかふたつ呼ばれるだけですからね



昔、理事会である方が、◯◯がNHKのコンクールで優勝したから次の真打候補にしてもよいのではと提案したところ



落語の素人たちが選んだような優勝に価値はないと拒否されたことがあったそうです



言われてみれば審査員の中に噺家が入ってはいるものの、あとの審査員はタレントさんや、落語関係のライターに局の人というメンバー構成ですからね



制作サイドは色んな方の評価を取り入れて平等にというつもりだと思いますが



M1にしてもキングオブコントにしても、まわりが優勝の価値を認める大会は審査員が全員現役の芸人なんですよね



上方落語協会、落語芸術協会、落語協会、立川流、圓楽党の代表者プラス、どうしても彩りが欲しいなら漫才協会の会長とか



具体例をあげると、文珍、昇太、市馬、志の輔、ちょっと頼りないけど好楽、塙、といった審査員なら評価の角度に違いも出て面白くなると思いますよ



落語関係者及びファンの注目度も高まるし



今回、浅草の楽屋で、緊張で前日は眠れず、それでも頑張って勝ち取った優勝なのに、その後の反応の薄さにがっかりしたという声が出ておりました



各協会の代表と局が話し合い、受賞後の番組出演も含めて、優勝の価値を高める工夫を再検討したらいいのにね



てなことで



次に僕が寄席へ出演するのは4月下席の上野鈴本演芸場の昼席ですが、とても珍しい企画を考えてますので遊びにきてね~ッ😆