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そういうことだったのか

こんにちは晴れ



当時、吉本興業の窓際でくすぶっていたひとりの社員が突然常務の部屋へ呼ばれます



谷、お前に漫才を盛り上げるプロジェクトのリーダーをしてもらう



僕の他にだれがいるんてすか



お前ひとりや



この瞬間、M1グランプリ誕生へむけて、谷さんは長くて険しい道を歩き出すことになります😄



事務所へ届いた谷良一さんの著書<M1はじめました>を今、読み終えたところです



漫才を盛り上げるための手始めとして行ったのが、キャリアは関係なく漫才についてどう思っているのかという各コンビへの聞き取り調査



それぞれの漫才師の熱量がわかったところで、様々な仕掛けを考えます



それらが少しずつうまく行きはじめた時に、優勝賞金1千万円の漫才コンクールをやってみたらどうかと勧めてくれたのが島田紳助さん



さぁ、そこからがまさに茨の道



吉本興業の内部にほとんど協力者がいない中で1千万円を出してくれるスポンサーと番組を放送してくれる局探し



その他にも出場者の募集や、予選会の会場へどうやって観客を集めたらいいのか、それはそれは大変な作業と苦悩の日々が続きます



最終的には谷さんの数少ない味方のサポートがあってなんとか開催へこぎつけるわけですが



放送をお願いに行った各局の看板プロデューサーが漫才に理解を示してくれず、どうしてもやりたいのならと、やらせを提案してくる様子などが生々しく描かれています



M1に少しでも興味のある方、また、ひとつの番組がどのように作られていくのか知りたい方はぜひご一読を😆