ある詩人の言葉 | 春風亭小朝オフィシャルブログ Powered by Ameba

ある詩人の言葉

おはよう晴れ



少し前に話題になった蛙化現象ですが、好きだと思っていた人のある行動で急に相手に対して嫌悪感をもつのはどうしてなのか



たとえば、彼氏と食事をしたあとお勘定でもたついている姿に冷めた



男性が話している時、聞いているようなふりをしながらしきりと前髪を気にしている様子を見て冷めた、とか



こういう現象がなぜ起こるのか



相手にこれ以上深入りしたくないという気持ちが無意識のうちにブレーキをかけている、と解説していた心理学者がおりましたが



オーストリアの詩人・リルケの言葉に



恋に恋している人にとって、自分の愛に応えられることがいちばんの恐怖なのだ



というのがありまして、蛙化現象とはまさにこれですね😄



わかりやすく言えば、ごっこは楽しいけど、マジになるのはイヤって感じ



で、このリルケがこんなことも言ってるんですよ



どんな時にも四つの世代が巡回する



第一の世代は、神を発見する

第二の世代は神殿に神を繋ぎとめようとする

第三の世代は神を破壊しようとする

第四の世代は再び神を探求する



現在の落語界は第三の世代が頑張っておりますが、やがて訪れる、あるいは求められるのは第四の世代



ただし、ここで問題点が二つ



ひとつは、その旗振り役は誰が務めるのか。あとひとつは、それを欲するお客様がどれだけ残っているかという不安です😆



てなことで、本日はこれから清水ミチコさんと二人会をやってきま~す🚙💨