タクシーの中の衝撃発言(その5) | 春風亭小朝オフィシャルブログ Powered by Ameba

タクシーの中の衝撃発言(その5)

おはよう晴れ



東京落語会に出演した師匠とタクシーでお宅へ戻る途中でした



おれなぁ、こっちからこっち(両目尻から外側)が真っ暗で何も見えないんだよ



はぁ⁉️(この人、今とても大事なことをサラッと言った)



正面はボンヤリ見えるんだけどな



いつからですか



この間から



すぐ検査へ行きましょう



いいんだよ、俺は昔衛生兵だったから身体のことはよくわかってる



いや、ダメですよ❗とりあえず検査だけでも



これからしばらくバトルが続きますが、最終的には俺の身体のことは俺がいちばんよくわかってるンだ、という中小企業の社長が言いそうな台詞で幕となりました



その後、何度か飲んでる場所で倒れ、その度に病院へ迎えに行くと医者の言うことを聞かずに勝手に帰ってしまうわんぱくなパパ



おかみさんに検査に連れていきましょうと話しましたが


ゴメンね、病院って言うとうちのが嫌がるから好きにさせてやって。もし、寝たきりになったらあたしが面倒みるから、悪いね



最終的には先代の文蔵師匠が遊びに来ていた時に脳の血管が詰まったらしいのですが、極度に病院嫌いの師匠は半日の間、それを隠して寝ておりました



たまたま用事があって僕が顔を出すと、どうも様子がおかしい



今すぐお医者さんを呼んできますからと言った時、師匠が僕を止めなかったんですよ



その瞬間、これは相当まずいぞと思い往診してもらったら、先生が持ち上げた師匠の手がバタンと下へ落ちました



その瞬間、先生が15センチほど飛び上がって、救急車を呼んで下さいッ❗



ところが糖尿病ですぐに手術ができなかったため、そこから長い長い闘病生活が続くことになります



すべては、あのタクシーの中から始まったんですよね



てなことで、本日もこれから<おしゃべり音楽館コンサート>に出演してきま~す🎹🎺🎻🎷