忘却の彼方 | 春風亭小朝オフィシャルブログ Powered by Ameba

忘却の彼方

おはよう晴れ



本日は取材のあと桃花の真打昇進披露公演in浅草演芸ホールの3日目に出演します



今回、4人の真打が誕生したわけですが、誰がどの日を受け持つかと相談した際に、収容人数の多い寄席は動員力がある桃花が1日多くトリを務めることになったそうです



今のところその責任を充分に果たしておりますが、今日はどうでしょう



桃花曰く、いちばん心配だったという前回もいっぱいだったので今日も大丈夫かな😄



ところで❗



先日、一之輔さんの百川を聴きました



彼らしく爆笑の百川に仕上げておりましたが、高座を聴きながらかつて1度だけこの噺をやった時のことを思い出しました



この噺を僕は小三治師匠に稽古していただいてるんですよね



師匠から教わった百川、野ざらし、粗忽長屋・・・どれもやらなくなっちゃったなぁ



志ん朝師匠に教わった岸柳島も談志師匠に習った品川心中も、枝雀師匠にお稽古して頂いた鷺とり、つぼ算、池田の猪買い、それから先代の小さん師匠にあげて頂いた首提灯もすべて忘れてしまいました😅ヤバっ



僕が昔、よくお稽古に通っていたのが文朝師匠、円弥師匠、小満ん師匠、円窓師匠という4人の先輩です



文朝師匠からは、子褒め、雛鍔、お見立て、悋気の独楽、おせつ徳三郎、紺屋高尾、佃祭り



円弥師匠からは初天神、七段目、淀五郎、猫忠、疝気の虫、豊志賀、お菊の皿、子別れ、文違い



小満ん師匠からは、家見舞い、蜘蛛駕籠、宮戸川、紙屑屋、厩火事、愛宕山



円窓師匠からは短命、武助馬、妾馬、唐茄子屋政談、千両みかん、水屋の富



その他、小はん師匠からは浮世根問に手紙無筆



円之助師匠からは辰巳の辻占、扇橋師匠からは千早ふるに立ち切れ線香に弥次郎、当代の文楽師匠からは猫久、小のぶ師匠からは長短に時そば、露の五郎師匠からは西遊記に夢八などを教わりましたが



ほとんどが忘却の彼方です



僕は実際に高座にかけなくても、お稽古と終わったあとにお茶を飲みながら芸談が聞ければそれで満足というタイプなのかも😆