喧嘩の原因は | 春風亭小朝オフィシャルブログ Powered by Ameba

喧嘩の原因は

おはよう晴れ



先日の続きをちょっと・・・・



前、浪曲協会会長で御年82歳の澤孝子師匠は御自分のことを浪花節語りとおっしゃいます



浪曲という言葉は、昔、先輩がNHKと相談して作ったそうで、師匠は浪花節という言い方のほうがお好きだそうです



今でもその場面を思い出すと笑っちゃうのよ、と話して下さったのが



師匠の広沢菊春師匠と桂米丸師匠の大喧嘩



当時、売れっ子だったお二人がなぜ喧嘩になったのか



原因は、オヘソのゴマはとるべきか、とらざるべきか



米丸師匠はオヘソは清潔に保つべきたがらゴマはとらなくてはいけないと主張



かたや菊春師匠は、ヘソのゴマをとるとお腹が痛くなるからとらないと反論



そんなのは医学的にはなんの根拠もない俗説だと声を荒げる米丸師匠に対して



医学的根拠などはどうでもいい❗私は母からヘソのゴマをとるとお腹が痛くなると教わった❗だから、私は母の教えを守るッ😡



このやり取りを大声で、しかも真顔でやるもんだから、まわりの後輩たちはおかしくて仕方ない



でも笑っては失礼だからとみんな必死でこらえたそうです



でもね、談志さんだけはニヤニヤしてたのよ、とおっしゃってました



なんて平和な大喧嘩でしょう😆こういう話、好きだなぁ



ところで、昨日は銀座の壬生さんへ伺いました



店内には梅の花が
今月の献立は雪間草を忍ばせた温寿司からスタート。甘酸っぱい酢飯に揚げた雪間草の苦みがよく合います👍
お次は鱈の白子のお椀。白子の下には3種類大根や蕪が
向付は、ほうぼうと細魚と鮪
そのあとに登場したのが、細かくした和胡桃をわらび餅で包んで甘い味噌を添えたもの。これは珍しいしお酒にもよく合います
揚げ物は本鱒と慈姑

〆はしみじみと蜆のエキスを味わう一品
デザートは白ワインに漬けた梅のチュルチュル寒天と慈姑煎餅。梅寒天は丼いっぱい食べたい❗

壬生さんで雪間草(地上に顔を出したら蕗のとう)をいただくと、春が銀座三丁目まで来ているなと感じます😆