ルーマニアの夜

おはよう



昨日の収録にお越し頂いたゲストのおひとりが指揮者でコントラバス奏者の曽我大介さん



曽我さんはルーマニアに留学して現地で指揮者としてデビューしたという縁もあり、日本とルーマニアの架け橋として活躍



その功績が認められて大臣から表彰もされております



指揮者としては数々の国際コンクールで輝かしい受賞歴のある方です



実は僕、ルーマニアへ留学というのがピンときてなかったんですが、あちらでは学ぶことがとても多かったそうで



そのひとつが、高級な楽器が手に入らない分、心を込めた演奏でそれを補いながら血の通った音楽を奏でようとする姿勢です



個人的な体験でいうと、大昔、ベルリンフィルやウイーンフィル、シカゴ交響楽団などを聴いたあとに初めてチェコフィルの演奏に触れた時がまさにそれでした



どこか懐かしさを感じるような弦楽器の響きに感激して調べてみたら、さほど良い楽器を使っているわけではないんですよね



高級な楽器でなくても充分心に響く、それを教えてくれたのがチェコフィルでした



曽我さんも若い頃、当時のルーマニアのオーケストラを指揮しながら同じようなことを感じていたのだと思います



よくよく考えると名ピアニストのリパッティ、ハスキル、ジャズクラシックのオイゲンキケロにカリスマ指揮者のチェリビダッケといった人たちは皆さんルーマニアの生まれなんですよね



昨夜は帰宅してから久しぶりにリパッティさんとハスキルさんの演奏を聴きました👂



収録の度に心に残る話を伺えるのが<おんがく交差点>の楽しみのひとつです



てなことで、本日はこれから夢空間さんの記念公演に出演してきま～す🚙💨



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