巨匠のリハーサル | 春風亭小朝オフィシャルブログ Powered by Ameba

巨匠のリハーサル

おはよう晴れ



巨匠と呼ばれる指揮者のひとりチェリビダッケさんは練習が厳しいことで有名な方でした



ある時、読売日本交響楽団で、モーツァルトのジュピターを振ることになり、楽団の皆さんはどれくらい厳しいのだろうと緊張しながらリハーサルへ



そこへ現れたチェリビダッケさんは、なんと❗



コントラバスのチューニングだけを1時間かけて行い、その日はそれでおしまい



😱マジすかッ、と驚く楽団員たち



2回目のリハーサルではチェロのチューニングを30分やってから、やっと曲の練習に入ったそうです



その結果がどうなったか



コントラバスのチューニングがピタッと合うと他の楽器に良い影響があることを楽団員の皆さんが実感したそうです



話は変わって、昔むかし



某先輩が<試し酒>という落語をやってみたいというので



誰かに教わるよりも、試し酒の大本山である先代の小さん師匠の演じているものを覚えて、師匠に聴いてもらったらどうですかと言ったことがありました



あとで、小さん師匠にどんな注意を受けたのか尋ねたところ、目から鱗のダメ出しの連続



他の方に習っていたら絶対に言ってもらえなかったアドバイスの数々に驚きました



ジャンルを問わず、何かを気付かせてくれる巨匠や先輩が少なくなっていくのは寂しいことですね😢



てなことで、Instagramには目から鱗のスイーツを載せておきました。