二部構成 | 春風亭小朝オフィシャルブログ Powered by Ameba

二部構成

おはよう晴れ



本日のブログは二部構成となっております



昨夜の片岡成美さんの卒業公演は17歳の彼女を先輩のオネエさんたちが優しく包みこんであげていて心が和みました😄



彼女に関するクイズを出題するコーナーで、当てた~いッ❗と叫んだり、当たった時に大はしゃぎして喜んでくれる。これがベテランのオネエさんたちのチームワークです



常に笑顔を絶やさず、でもクールな彼女が、仲間からの手紙に感激して鼻水を拭きに舞台からいなくなった瞬間と、その時のオネエさんたちのリアクションが良かったな👍



片岡さんがオネエさんたちを選んだ理由も素敵だったし、記憶に残る温かい公演でした。なるぴーさんお疲れさま❗



ところで



ここから話はガラリと変わりますが、今年2冊目の本を読み終わりました



今回読んだのは、ピアニストのイリーナ・メジューエワさんが語りおろした<ピアノの名曲・聴きどころ弾きどころ>という本です🎹



現役ピアニストが、10人の作曲家の代表的なピアノ曲を分析して、弾くのが難しいところや作曲者の意図などをわかりやすく解説しています😄



第1章で、バッハがいかに偉大かを熱く語り、またショパンがリサイタルの前にはバッハの平均律だけを何時間も弾きながら手と指の調整をしていた話に納得



ある名監督は脚本を書く前に必ず映画の椿三十郎のシナリオを読んでいたそうですが、ジャンルを問わず何かをすることで狂いを微調整するという作業は大切ですからね



モーツッアルトを弾く難しさを、音の数は少ないけど、その奥にある情報量がものすごいと表現しているのは演奏家ならではの視点だし



ベートーヴェンはピアニストが弾きやすいかどうかを微塵も考えずに曲を書いているとか



リストについては



天才にはナイーブさが必要なのに彼にはそれがない。外面的な効果ばかり狙ってピュアさに欠ける、という某ピアニストの言葉を借りて解説しています



その他、彼女はロシア人なので祖国の人々はどういう演奏家を好むのかという話も面白いし、お薦めの名盤も載っていますのでピアノを弾く方は頭の中で納得したり反論したりしながら面白く読めると思います😄



てなことで、本日もこれから独演会をやってきま~す🚙💨