泡沫の夢 | 春風亭小朝オフィシャルブログ Powered by Ameba

泡沫の夢

ちはッ晴れ



先ほどまで明日の講演会で話す内容をまとめておりました🎤



依頼されたテーマは<日本の伝統文化について>。あと、会場が岐阜県なのでそこに明智光秀の話しを加えて欲しいそうです



光秀といえば、恥ずかしながら僕も大河ドラマでやらせていただきましたが



個人的にやり甲斐があったのは、信長の暴挙を命がけで説得するシーン



地球儀を前にして世界を視野に入れた計画を嬉々として語る信長の姿に大きな隔たりを感じるところ



そして、なによりも印象に残っているのは本能寺で信長を討ち、天下をとったあとです



トップに立って初めて光秀は気がつきます



自分はあくまでもスーパーサブであって、トップに立つ器ではない事を



そして、そのあとに自分を支配する言い知れぬ虚無感



ドラマとはいえ、役をやらせていただいていると気持ちが入ってくるんですよね



信長を討ったあと、家臣たちの前で話しをするシーンで感じた空虚な感覚は実に不思議な体験でした



今回の麒麟がくるも、本能寺の変のあとに脚本家が光秀に何を語らせるのか、とても楽しみにしています



明智光秀とはどんな人物なのか



もし光秀の肖像画が本人にそっくりなら、前頭葉が発達した頭脳派ですね



かなりお茶に通じていたことは間違いないので、講演会はそのあたりの話からぼちぼちと



余談ですが、話す内容をまとめている間、カラヤン&ベルリンフィルが演奏しているマーラーの交響曲5番の<アダージェット>を流しておりました



光秀とアダージェットはよく似合います😄