不思議な客席 | 春風亭小朝オフィシャルブログ Powered by Ameba

不思議な客席

こんちは
 
 
 
昨夜はチョンキョンファさんのヴァイオリンを聴きに東京オペラシティへ
 
 
 
こちらでコンサートがある時に必ず伺うのが、ル・パン・コティディアンさんナイフとフォーク
 
 
 
僕はこちらのお店のマカロニ&チーズが大好き 
 

器はあまり大きくないけどマカロニがたっぷり入ってるんですよ
 
 
 
この倍くらいの大きさのグラタン皿にマカロニが少しだけっていうお店は嫌い👊💢
 
 
 
子供の頃からマカロニグラタンが大好物の僕としてはたまンないお店であります
 
 
 
さて、久しぶりのチョンキョンファさんですが、ホールに入って先ず驚いたのが女性の多さ
 
 
 
八割くらいがおばさまでしょうか
 
 
 
チョンキョンファさんの過去のコンサートでこんなことはなかったので妙な違和感と同時に嫌な予感が・・・
 
 
 
それが的中したのが、最初に演奏したフォーレのソナタ
 
 
 
第1楽章の終わりで盛大な拍手が起こりました
 
 
 
昨夜のコンサートは、ここですべてが決まったような気がします
 
 
 
気持ちを切り替えて繊細な2楽章に移ろうとした瞬間、客席から咳払いが
 
 
 
チョンキョンファさん、ちらりとそちらを見てから演奏へ
 
 
 
僕はまた拍手をするんじゃないかとドキドキしながら聴いておりましたが、さすがに皆さん気がついたようで、とりあえず1曲目が終了
 
 
 
続いてブラームスのヴァイオリンソナタ第3番を演奏して休憩となりました
 
 
 
後半の1曲目はバッハのシャコンヌ
 
 
 
バリバリ弾きまくる演奏終わりで、今度はフライング気味の大拍手
 
 
 
演奏者は不機嫌そうに舞台袖へスタスタと
 
 
 
おしまいのフランクのソナタの時は咳払いや物音に対する彼女のピリピリ感がすごくて、それを感じたお客様も多かったのではないでしょうか
 
 
 
この時点で、僕は聴き手ではなく演奏者側に立っていたので、バリバリに肩が凝ってしまいました😅
 
 
 
近年来日した著名なヴァイオリニストのフランクを色々と聴きましたが、これほど楽しめなかったのは初めて
 
 
 
直前にストラディヴァリウスからガルネリにかえたり、冷房が効いた会場にもかかわらず、すごく汗をかいている様子を見ると、色々な意味で万全ではなかったのかもしれません
 
 
 
が、しかし
 
 
 
舞台と客席がちぐはぐな状態の中で、アンコールのヴォーカリーズでは、おばさまたちをうっとりさせておりましたほっこり
 
 
 
(ここからは、綾小路きみまろさんの口調でお読み下さい)
 
 
 
中高年の皆様は、ラフマニノフの美しい旋律に耳を傾けながら、結婚は叶わなかったけれど、毎日胸をときめかせていた十代の恋に思いを馳せていたのでございましょう
 
 
 
昔は、儚い恋に身を焦がし
 
 
 
この先は、墓に入る前に身を焦がす
 
 
 
今日も頑張れ中高年❗️
 
 
 
というようなわけで、すっかり疲れてしまいましたが、昨夜はテレビカメラが入っていたのでこの様子が放送になると思います
 
 
 
チョンキョンファさんの気持ちの揺れや表情がテレビではどう映るのか確かめるのが楽しみ
 
 
 
観客が集中して聴いている時の静寂と、ただ静かなだけの違いが伝わっちゃうかもしれませんね
 
 
 
次回はコンチェルトを聴きに行こうかなぁ
 
 
 
てなことで、本日はこれから独演会をやってきま~す🚄✨