春の祭典 | 春風亭小朝オフィシャルブログ Powered by Ameba

春の祭典

おはよう
 
 
 
昨夜はリッカルドシャイー指揮、ルツェルン祝祭管弦楽団のコンサートへ行ってきました🎻
 
 
 
シャイーさんのコンサートは100年ぶりかな
 
 
 
曲目はベートーヴェンのエグモント序曲と交響曲8番、そしてストラヴィンスキーの春の祭典です
 
 
 
エグモントは、僕が指揮の先生に初めて教わって挫折した曲であります
 
 
 
勉強のために色々なCDを聴いてみましたが、テンシュテットさんの序曲集の中に収められているエグモントが好きで、それがきっかけとなり、この方の貴重なコンサートを聴くことができました
 
 
 
 
そして、お目当ての春の祭典ですが、昔、この曲ばかりを聴いていた時期がありまして、その時に気に入ったのがシャイーさんのCDでした
 
 
 
今回はその春祭を振るということで出かけた次第です
 
 
 
前半の二曲は、熱のこもった演奏でしたが、重心の高いコンパクトなベートーヴェンだったので、その結果、手慣れた演奏だなという印象に
 
 
 
作品に合わせた重心の位置は落語の場合も重要なので、とても参考になりました
 
 
 
春祭のほうはフルスロットルの演奏で、客席のあちらこちらからブラーボの声がかかり、指揮者もオケも満足そうニコニコ
 
 
 
ただ、前半同様、指揮者によって統制されすぎた演奏だったので、僕が期待していたものとは少し違いました
 
 
 
もちろん悪い演奏ではありませんが、野生の動物を観察するつもりで行ったはずが、実はサファリパークの中だったというような感じ、おわかりいただけるでしょうかほっこり
 
 
 
でも、昨日のコンサートのおかげで、春の祭典の生演奏に俄然興味がわいてきました
 
 
 
この先、外国のオケがこの曲をやる時は、できるかぎり聴きにいくつもりです
 
 
 
次回のおんがく交差点の収録に、有名な指揮者がお見えになるそうなので、重心と統制について演奏する側の考え方を訊いてみよう