降臨 | 春風亭小朝オフィシャルブログ Powered by Ameba

降臨

晴れ
 
 
 
この時期になるとクリスマスのディナーショーや師走の第九の宣伝広告が目に付くようになりますが
 
 
 
今年も12月31日に、炎のマエストロ小林研一郎さんの指揮で、ベートーヴェンの交響曲を1番から9番までいっきにお聴かせする演奏会が開催されます
 
 
 
コバケンさんに、1日で九つの交響曲を振ると、やりながらベートーヴェンの進化する過程が実感できますか、って伺ったら
 
 
 
ベートーヴェンの作品は1番から9番にむかって徐々にではなく、突然ど~んと変化するんですよ
 
 
 
それを最初に感じるのがエロイカですね、とおっしゃってました
 
 
 
英雄と呼ばれている3番は、ベートーヴェン自身がもっとも気に入っていた交響曲だそうですが、3番のあともど~んがいくつかあって、第九で頂点に達するという感じだそうです
 
 
 
1日に9曲も振って、振り間違いは何回くらいあるものですかって伺ったら
 
 
 
1度もありません!
 
 
 
なぜなら、その時はベートーヴェンが降りてきて振っているからです、というお答えでした
 
 
 
指揮をするうちに一種のトランス状態というか、ベートーヴェンが憑依しているような感覚になるそうです
 
 
 
ですから全曲が終わったあと、現実の世界に戻るのが大変みたいニコニコ
 
 
 
音楽家の場合は作曲者の意図を理解して作品に入り込んでいくのでモーツァルトやベートーヴェンが降臨したみたいな感覚になることもあると思いますが
 
 
 
落語の場合は、文七元結をやっている最中に円朝師匠が降りてきたというような感覚はありません
 
 
 
いわゆるゾーンに入ることはありますけど、それはあくまでも登場人物たちが勝手に話しているような感覚ですので、作者が降りてくるのとは違うんですよね
 
 
 
コバケンさんに、人生の最後に1曲だけ指揮をする体力が残っていたら何を振りたいですかって伺ったら
 
 
 
第九です!と即答でしたほっこり
 
 
 
大晦日に体力と気力のある方は、ベートーヴェン降臨の瞬間に立ちあってみませんか
 
 
 
ところで!
 
 
 
本日から3日間連続で競馬があるんですねびっくり
 
 
 
初日から飛ばすと危険なので、今日は野路菊Sのテイエムリボー、古作特別のロンバルディア、松戸のキールコネクション、オークランドのイーストオブザサンの3着を少しだけ狙ってみたいと思います
 
 
 
<おまけ>木崎ゆりあさん卒業記念のオールナイトニッポンを動画で観ました
 
 
 
木崎節が炸裂するなか、僕の御贔屓の小嶋真子さんは相変わらず自由奔放
 
 
 
大笑いしたかと思うと、漫画を描き始めたり寝そうになったり、興味のない話題の時は素の顔になってしまう様子が実に面白い爆笑
 
 
 
村山彩希さんが、AKBを卒業したら一般人として生活しますと発言していたのが印象的でしたね
 
 
 
卒業後、芸能界で頑張る人たちのことはもちろん応援しますけど、劇場に軸足を置いて全力疾走🏃やり切ったところで青春とサヨナラなんてかっこいいッスねぇ