ジャンルは違えど | 春風亭小朝オフィシャルブログ Powered by Ameba

ジャンルは違えど





昨日の番組のゲストは人気ピアニストの仲道郁代さん、フラメンコギターの世界大会で日本人として初めて1位になった沖仁さん、世界の車窓からのテーマ曲でもお馴染みのチェリストの溝口肇さんでした



ショパンは指の力が弱く、演奏中に客席から聴こえないと文句が出たほどですから、作曲した作品もその指にあったもの、かたやリストはバリバリ弾く人でしたから作品も手の大きな人が弾きやすいものが多いとか



ある程度の歳になったから、難しい深みのある曲に挑戦しようというのではなく、たとえ未熟でも若いうちから弾いていることが大事、というのは落語と同じですね



続いて沖さんですが、僕は間近で初めてフラメンコギターを見たんですけど、ありとあらゆるところがクラシックギターとは違うのでびっくりしました



そして、驚いたといえば溝口肇さんが世に出る前、上田知華+KARYOBINでチェロを弾いていたと聞いてびっくり



僕、大好きだったんですよねぇ



溝口さんは愛用のチェロに名前をつけて、演奏中に話しかけているそうです



どうしたの、今日は機嫌が悪いね?なんで鳴ってくれないの?みたいな感じらしい



番組では世界の車窓からのフルサイズを演奏して下さいましたが、とても素敵な曲でしたよ



溝口さんは、音楽家もサービス業ですからとおっしゃってました



生きていく上でどうしても必要というわけではないもので金銭を頂いている以上、ほんの少しでも観客の心に変化を与えないと



たしかにこれも僕らの商売と共通してますね



心に変化を与えるって、いい表現だな