桃李さん頑張るの巻

ども



昨日、正楽兄さんが嫌がりそうなﾀｲﾄﾙの映画、ﾂﾅｸﾞを観てきました



この作品、結構、泣かしてくれるじゃないの



主役の松坂桃李さんは前に共演して以来、僕の中では抜群に好感度が高いんですが



いやぁ、初主演お見事でした



生きている人と、亡くなった人を一度だけ引き合わせるというお話ですが



桃李さんの芝居は、この有り得ない設定にﾘｱﾘﾃｨをもたせてくれました


彼が誠実に芝居をしている横で、作品が重たくなりすぎないように、適度な軽さで説得力のある芝居を観せてくれる樹木希林さんもさすがです


このﾃの映画にありがちな、余韻をもたせようとして間延びしてしまうようなﾍﾏな演出はせず、ﾃﾝﾎﾟよく話しを運ぶところもいいですね



ﾂﾅｸﾞは4つの物語 が同時進行していきますが



それぞれの物語に出てくる２人の俳優さんが、お互いに高めあっているところも素敵でした



まぁそのぶん、ひとつのｴﾋﾟｿｰﾄﾞが終わる度にこちらは疲れるんですけど



湯けむりｽﾅｲﾊﾟｰの遠藤憲一さんは、母親役の八千草薫さんと桃李さんが相手で、感情移入がしやすそうでしたし



親友同士を演じる、橋本愛さんと大野いとさんは、お互いに負けたくないという意識がいいほうに作用してました



恋人同士を演じる佐藤隆太さんと桐谷美玲さんも実にいい雰囲気



いやぁ、桐谷さんの声は萌声だよね



あの声で、あなたのことが好き過ぎてなんて言われたら、芝居だとわかっていてもその気になっちゃうよ


どこかでお会いすることがあったら、絶対目覚まし時計に声を入れてもらうぞｯ



終盤、名探偵が謎解きをするように説明くさくなるところと、ﾒｯｾｰｼﾞ色が強く出過ぎるところが難点ですが


それでも、いい作品であります



きっと現場の雰囲気も良かったんだろうなぁ(^^)



桃李さんの次回作にも期待しちゃおう


=KOASA