籠
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昨日、籠という本を読みました
2008年にAV業界を去り、現在は女優&タレントとして活動している穂花さんの自叙伝です
母親に捨てられ、誘拐を経験し、幼い身におこる性的暴行、DV、そして度重なるリストカット…
一度は看護士になりながらも騙されてAVの世界へ
仕事では大胆な演技を見せていましたが
前々から、彼女が目の奥で人を拒絶してるのはなぜだろうと思ってました
好奇心で買った本を、読み終わってしばし沈黙
まだ28歳の彼女の人生は壮絶すぎました
人間はとても酷いことをしたり、あるいはされると
あんなのは大したことじゃなかったんだと自分自身を納得させるために、もっと凄いことをしてしまう悲しい習性があるそうです
でも、そんな心理学者の分析では解説しきれないほどの辛い人生
彼女は自分の心の傷をわかってもらうために、お母さんに向けてこの本を書いたそうです
最後は、お母さんを愛してます、という言葉で結ばれてましたが
本を閉じてから僕が思ったのは
赤の他人に彼女の何がわかるのか、ということでした
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=KOASA