ふむふむ

にゃあ



昨夜、300ページをｲｯｷに読んだのが



証言・ﾌﾙﾄﾍﾞﾝｸﾞﾗｰかｶﾗﾔﾝか(川口ﾏｰﾝ恵美著)



これは、二人の巨匠の指揮の下、演奏をしてきたﾍﾞﾙﾘﾝﾌｨﾙの団員たちの証言集です



どちらが偉大な指揮者だったのか



ﾁｭﾙﾋﾞﾀﾞｯｹでは、なぜ駄目だったのか



ｶﾗﾔﾝがｳｲｰﾝﾌｨﾙを愛しながら、ﾍﾞﾙﾘﾝﾌｨﾙとﾚｺｰﾃﾞｨﾝｸﾞを重ねていった理由とは



団員たちがﾌﾙﾄﾍﾞﾝｸﾞﾗｰに抱いていた尊敬の念とｶﾗﾔﾝに対する怒りは何だったのか



その後の指揮者、ｱﾊﾞﾄﾞ、ﾗﾄﾙとの違いは



そんなことを語りながら、世界一と呼ばれるｵｰｹｽﾄﾗの人々の基本姿勢や、ものの考え方も浮かび上がってきます



究極の問題



あれだけのｵｰｹｽﾄﾗに、果たして指揮者は必要なのかについてもはっきりと答えています


それぞれに名手だが、ｿﾘｽﾄにはなれない人たちの集団


ｵｰｹｽﾄﾗとは…



しかし、団員の皆さんたちが聴衆や評論家の耳をまったく信用してないことが良くわかりました



音楽家以外の舞台人が読んでも色々と参考になる本だと思います



にしても、心に傷を負ったまま亡くなった、ある団員の言葉は辛いなぁ

=KOASA