しばらくは晴れの日が続くらしい。

朝六時半ころ、地震アラームがなる。

別になんの揺れもないのに、と思っていたら、能登半島で震度5の揺れがあり、日本海沿岸部には震度3の揺れがあったらしい。二回アラームは鳴ったが、岐阜には影響はなかったようだ。


仕事帰り、市立図書館分館に寄る。

土日に読み終えた四冊を返却。

新たに‥三冊借りた。

今日借りた本


ほしおさなえ

「まぼろしを織る」

ポプラ社、202401


竹宮ゆゆこ

「いいからしばらく黙ってろ!」

KADOKAWA、2020


堂場瞬一

「錯迷」

小学館、2017


大学三年の蜂谷徹郎は、周囲から就活侍と呼ばれている。人生の目標はいかによい会社へ就職するか?中学時代から七年間、彼はそれを目標に生きてきた。

大学でも就活に有利になると思い、普段からスーツを着て、人と話すときは敬語。友人付き合いも就活に有利になるかどうか?

成績優秀で無料で大学生活を送る特待生のはずだったが。

回りが就活に成功したり、ダメなやつだと思っていたものが、意外な特技を活かして、新たな道を見いだしていくなかで、なぜか徹郎はすべてに失敗してしまう。

ゼミ教授の昔の不良仲間が社会人ゼミ生として参加し、徹郎と同じ部屋に住むことに。様々な職業を経験してきたおじさんは、一見いい加減な男だが、就活に不安があった友人たちに、手品師、ユーチューバー、投資家として生きる道を開く手助けをする。そんなおじさんが友人の投資家から三百万円を持ち逃げして、失踪。誰もが悪人とは認めないおじさんだが、無事に生きているようだ。

すべての就活に失敗したものの、ようやく自分の態度の間違いに気付き、金を払って留年し、再度新たな気持ちで就活をして、商社に就職。


まあ、これほどの就活経験がない私にはよくわからないものの、なかなか面白かった。

青春小説を書いてきた著者の新作、それは青春の終わり?

博士号を持ちながら一介の研究者として、大学で期限つきの講師をしている35歳の瀬川朝彦。五年の任期前の三年でクビを言い渡された。古事記に魅了され、その研究に青春を燃やしてきたものの、先行き不透明な現実が目の前に。

そんなとき、母校で居候していた先輩の小柳が、母校が所有する貴重な古事記の古文書をもって失踪する。十年後の自分を見せられたような気がした朝彦。

同期の栗山はいち早く研究者をやめて、人材派遣の会社を立ち上げ、人並みの生活をしていた。将来のために、少しでも金を稼ごうと、そこに登録して、レンタルフレンドを始めた朝彦。そこで出会った人々の人生の一面を経験することで、朝彦は研究者を卒業する決意を固めていく。

朝彦の物語の合間に間章として、失踪した小柳の足跡をたどるエピソードが描かれて、二人を対照している。

最後に小柳は広島の山で、かつて研究のために訪れた古事記ゆかりの地で、遺体が見つかる。自殺か事故死かはわからないまま。盗んだ文書は、麓の駅前の蕎麦屋に預けられていた。亡くなった店主が置いていたその土地にゆかりの本棚のなかで。偶然店に入り見つけた朝彦。持って帰ることにした。そして彼には新しい就職先が見つかる。