東京都五日市署管内で見つかった首なし遺体が始まりだった。はじめは身元もわからず、難航する。首は生前に鋭利な刃物で切断されたらしい。凶器は見付からない。
刑事の鵜飼が、遺体の手の甲に変わった形のアザがあるのに気づいたことから、捜査は進む。遺体は弁護士だった。最近彼は新興宗教のサダイ教にかかわっていた。
一方、もとキックボクサーだった潤平は、アンコ製造会社に勤め、親方にみっしり鍛えられ、一人前の職人になる。そんなところに新しく入った一回りも年下の美祈にひとめぼれ。しかし、彼女の言動が何か怪しい。
あとをつけてみると、彼女はサダイの家に暮らしていた。
サダイの家を狙う二人組、サダイを牛耳る男、潤平と美祈、そして鵜飼ら警察、彼らの三つ巴の戦いはどうなるのか?
正直なところ、サダイの家の実態は反吐が出そうで、あまり楽しくなかった。