「線は、僕を描く」でデビューした砥上さん。水墨画家である彼が自身の仕事を描いた作品も興味深く、感動したが。次に出したのが、この視能訓練士を描いた作品。視力検査だけでなく、様々な資格能力を検査機器を使って検査し、いち早く眼の以上を見つけたり、改善するための訓練を行う技能職。国家試験もあるものの、一般にはあまり知られていない。

主人公は野宮恭一。国家試験には合格したものの、イケメンなんだが、見かけ倒しで、残念なイケメンと家族にまで言われ続けてきた。不器用で何でもこなすことはできないが、好きなことならひとつのことに打ち込めると思い選んだ仕事。なぜか昔から瞳を見つめるのが好きだった野宮。

なかなか見つからない就職先。そんな野宮が見つけたのは町の小さな眼科医院、北見眼科院。

最初はうっかり測定機械に何度もぶつかるような、おっちょこちょいだったが、患者を見つめ、学びながら、一人前の視能検査士になるまでを描いた作品。

あまり知られていない眼科の様々な病気や症状。それに罹患し、苦しんだり悩む患者たち。そんな彼らに真摯に向き合い、治療の手助けをしながら、成長していく野宮。


すでに続編、「11ミリのふたつ星」も出ていて、先にそちらを読んだのだが、野宮は成長していて、年下のいとこの病をいち早く見つけ出して、家族内での信頼度が増すことになる。

今日も夏日で暑いなあ。

職場はクーラーが入り快適だが、体調がいまいち。血圧が高めなため、医者の処方による降圧剤を飲んでいるが、少し効きすぎてるのか、昨夜しばらくぶりに、血圧を計ると、なんと高い方で100。

これは低血圧じゃないか?

そのせいなのか、最近疲れやすい。暑さのせいばかりではないのかもしれないな。明後日の土曜には、また診察に行くから、よく聞いてみないと。

妻は坐骨神経痛で、10日ほど仕事を休んでいる。近所の接骨院へ、夕食後に、車で送っていってる。


仕事帰り,市立図書館分館へ。

返却日は日曜だが、休みの日に出かけるのが億劫で、今日行く。

三冊のうち、読めたのは一冊だけ。一度延長しているから、ひとまず返すことにした。

新たに、五冊借りた。

今日借りた本


堂場瞬一

「絶望の歌を唄え」

角川春樹事務所、2017


額賀澪

「サリエリはクラスメイトを二度殺す」

双葉社、202410


方丈貴恵

「少女には向かない完全犯罪」

講談社、202408


川瀬七緒

「テーラー伊三郎」

角川書店、2017


新堂冬樹

「任侠ショコラティエ」

双葉社、2022



今週は真夏日が続くらしい。週末土日には雨となる見込み。


仕事帰り,市立図書館分館へ。

五冊返却したが,一冊は読めなかった。イヤミスとかいう作品で,読みかけで挫折。

新たに五冊借りた。

今日借りた本


砥上裕將

「7.5グラムの奇跡」

講談社、2021


上畠菜緒

「イグアナの花園」

集英社、202409


伊原勇一

「風吹けば沖つ白浪五人組

ー郵便集配人・喜三郎4」

郁朋社、202504


川瀬七緒

「クローゼットファイル 

仕立屋探偵  桐ヶ谷京介」

講談社、2022


堂場瞬一

「コーチ」

東京創元社、2020