雪は降らなかったが、小雨が降った。霧のような細かい雨。


仕事帰りに、県立図書館へ。

二冊返却。関心がある分野の棚を一回りしてみたが、これと言う本が見つからず、日本の小説を五冊借りた。

今日借りた本


万城目学

「八月の御所グラウンド」

文藝春秋、2023


町田そのこ

「うつくしが丘の不幸の家」

東京創元社、2019-2021


伊与原新

「藍を継ぐ海」

新潮社、202409


三浦しをん

「エレジーは流れない」

双葉社、2021


オムニバス

「ミステリー小説集  脱出」

中央公論新社、202405



朝は寒かったが、日中は日差しもあり、暖かに。明日は雪雲が平野部にも流れ込み、一時、雪か雨が降るらしい。

相変わらず、注文はあまりなく、今日も暇をもて余した1日。当分変わりそうにないが、だからといって休めば、給料が減るし、我慢するしかない。


仕事帰り、市立図書館分館へ。

五冊返却したが、一冊だけ、村上春樹さんの新作長編が読めなかった。やはり、

エンタメでないと、集中力が続かない。

新たにまた五冊借りた。あまり新刊はないだろうから、どうかなと思っていたが、見慣れない本が五冊見つかり、借りた。

今日借りた本


小路幸也

「キャント・バイ・ミー・ラブ」

集英社、202404


増山実

「今夜、喫茶マチカネで」

集英社、202407


青柳碧人

「怪談刑事」

実業之日本社、202404


愛川晶

「モウ半分、クダサイ」

中央公論新社、202410


日明恩

「ヒマかっ!」

双葉社、202309



都内の地下鉄の防犯のために、実験的に導入された私的警備員。警察のように、犯罪者を逮捕したりはできないが、病人などを保護して介護職員に引き渡したりする。

列車内の警備をメインにする勤務についた明美。彼女には不幸な過去を持つ。大学卒業間際に恋人を地下鉄構内で暴行死された。防犯カメラには犯人の後ろ姿しかなく、いまだに犯人は見つからない。彼の死後、教員になる予定も放り出し落ち込む彼女に、母親は警備員募集の案内を見せる。警備員していれば、恋人を奪った犯人が見つかるかもしれないと、応募して、立ち直った明美。なき父親は地下鉄の運転士をしていて、その大学時代の友人が警察官から警備員の主任統括官をしていて、明美のことを相談して、募集の話を母親は聞いたらしい。

警備員は総数三百人ほどいて、地下鉄の各列車に、交替で私服で乗り込み、社内を監視する。

そんな明美が遭遇する様々な出来事が描かれ、さらに恋人の事件の継続捜査をする女性刑事から連絡を受け、あれこれ聞かれたりする。

ラストにはそれにより、恋人の知り合いが襲われた現場に遭遇し、犯人が逃げるのを目撃。後ろ姿が防犯カメラにあるものと同じと気づいた。

その犯人らが強盗事件を計画していたことを知り、その後事件が起こったときに、ついに列車内で主犯を発見。仲間の警備員の協力で、捕まえ、警察に引き渡す。

それをきっかけに明美は新たな道を、正規の警備員として歩もうと決意する。