昨夜深夜に降りだした雨は、朝九時近くにはやみ、その後晴れてきた。ただ、冷たい風が吹いて、体感温度はそれほど暖かくはない。

ただ、朝イチで、コンテナの荷下ろしをして、その後一人で、整理していて、結構背中に汗をかいてしまい、それが冷えて、体調がいまいちになる。


仕事帰り、市立図書館分館へ。

文庫二冊と単行本一冊の三冊を返却。

新たになにか借りようとしたが、これと言うものが見つからない。

それでも二冊借りた。

今日借りた本


北村薫

「雪月花   謎解き私小説」

新潮社、2020


直島翔

「警察医の戒律コード」

角川春樹事務所、202209



英語圏での最高の辞書、『オックスフォード英語大辞典』OEDの編纂事業の陰で、一人辞典に採録されなかった言葉を拾い集め、記録した架空の人物、エズメを主人公に、彼女の人生を描いた小説。

OEDは、ビクトリア朝に編纂が始まったために、きわめて男性中心の事業だった。編纂チームは当然男性ばかりで、編集方針として、文字に書かれた言葉しか収録しないために、男目線の言葉しか収録されていない。したがって、初版のOEDには男性による偏向があるのではないかと考えた著者は、それを裏付ける史料もなく、架空の女性エズメを編纂事業の現場である写字室の仕分け台の下に置くことで、あり得たかもしれない歴史を描こうとした。

主人公と共に、十九世紀末から二十世紀初頭のイギリスで行われた辞書の編纂作業を描き、それに関わった女性たちの人生を描いていく。

当時は女性はあまり教育を受けられず、性知識も与えられないために、悲惨な状況だった。


ミステリーシリーズの第一作。ミステリーが大好き、クリスティが大好きな姉妹アリシアとリネットが始めたブッククラブ。アリシアが新聞広告に出したメンバー募集にこたえて集まったのは五人。

古着ショップの女性オーナー、毒薬ミステリーが好きな医師、図書館員の女性と博物館勤務のゲイの男性、そして有閑マダムの主婦。

順調にいくかと思えた二回目の読書会で、メンバーの主婦が現れない。しかも前日から行方不明。

事件に巻き込まれたか?アリシアの提案で、メンバーたちは自分達で真相を突き止めようと動き出す。

そして、主婦の夫が殺される。犯人は誰か?メンバーたちはますます、周辺の人物を追っていく。

そして気づく。なんか、クリスティのミステリーに出てきそうなシチュエーション、手がかりが多すぎる。

最後にわかったのは何だったのか?

浮気癖かなおらない夫をこらしめるために、主婦が起こした狂言失踪だったはずが、意外な展開となり、悲劇となる。

狂言の手駒として扱われたメンバーたちは。

オーストラリア在住の著者にはいくつかのシリーズがあるらしい。