NHKFMラジオの番組「クラシックものがたり」、のちには、クラシック以外の音楽も取り上げたが、その演奏のバックで朗読された小説を執筆した阿川さん。

四年で33編執筆されたうち、19編を選んでまとめられた短編集。

巻頭には、放送時に流された音楽や、一緒に聞くといいと、阿川さんが思った曲が明記されている。

必ずしも取り上げた音楽家の史実にはこだわらず、阿川さんがインスピレーションを感じて執筆した小説が並んでいる。

つまらないというわけではないが、よかったかどうかは言いづらいかな?

やはり、小説よりも取り上げられた音楽に多少興味を覚えた。いつか、聞いてみたい。

薬剤師・毒島花織の名推理シリーズ第四作。三編の名推理が展開される。


記憶喪失の老女を宿泊させてしまい、彼女をどうするかあたふたするホテルミネルバのスタッフたち。ごみのなかに、高額な処方薬が見つかったことから、身元の手がかりが見つからないかと、爽太は薬剤師の毒島さんに相談をする。

彼女が導き出した推理の結果はいかに?


ホテルスタッフ女性の母親が、病院の処方に不信感を抱き、怪しげなマルチ商法のサプリメントに。心配した彼女は毒島と、ちょうど就活に訪れていた毒島の先輩で漢方医学に詳しい宇月に相談し、調べることに。はたして、その結果は?


ラストは逆玉の輿に乗ったかと思える爽太たちの先輩スタッフ馬場さん。資産家で、親の遺産で生活する美人。ただ、両親の介護と死別、夫を事故死でなくした過去を持つ。父親が収集した植物の世話が好きな女性。写真を見せられて、毒草が多いことが気になる宇月と毒島は、婚約パーティーに招待してもらい、それらの植物と家の様子を実際に見聞することにした。

その結果導き出した、その女性の秘密とはなんだったのか?彼女の悩みを導きだし、さらに、それが誤解であることを明らかにする毒島さんの名推理。


今回もなかなか興味深い話だったし、漢方薬やサプリメントについて、より詳しく知ることができ、よかった。

500ページ余りで、上下二冊の長編作。ようやく読了。

残念なことに、シリーズ第一作らしく、

何らかの結末があるかと、思っていたが、それはなかった。いつか、続きを読まないと。

アメリカで最初に魔女として処刑された女性を先祖にもつ主人公ダイアナ。錬金術の歴史を研究するアメリカ人歴史家ダイアナ・ビショップ。共に魔術に秀でた両親の不慮の死により、魔術を封印して、普通の人間として生きてきたダイアナ。

この世界には人間以外の生き物が三種いるという設定のもと、話が進む。魔女、ヴァンパイア、デーモン。互いに対抗している三種の生き物。

オックスフォード大学の図書館で、偶然手にした錬金術の書。そのなかに、魔女により封印された文書があることに気づいたダイアナ。本人は関心がなかったものの、それを狙う生き物たちが、彼女に近づいてくる。彼女はその一人である、ヴァンパイアのマシューにひかれ、さらには愛するようになる。

古代の制約により、異種族間の関係が禁止されているのに、それを破ることになった二人。

狙われたダイアナを救うために、故郷のフランスへつれていくマシューだったが。ある日、ダイアナはさらわれ、魔女により拷問される。

封印していた魔術を解放し、敵と対抗するために、ダイアナとマシューは、最後の手段を取ることを決意する。

それは、過去の世界へタイムスリップして、力ある魔女により、魔術の封印を解き、自信の真の力を目覚めさせることだった。

今作のラストは、二人がタイムスリップしたところで、終わっている。