一人娘が婚約者を連れてくるところから始まる平凡な家族の物語。

娘と婚約者が結婚するまでのあれこれ、それと共に、還暦近くになって、体にも心にもがたがきてきた娘の両親の夫婦関係の危機を描いた物語。

ぶっきらぼうな夫を支え、陽気付けてきた妻もいつからか、夫の態度に耐え、我慢するだけの毎日。そんなストレスが、娘の結婚を機に吹き出してくる。夫は夫で、定年が近づき、再就職の見込みもなく、将来に不安を覚える毎日。自宅ではつい、ため息をしてしまう。そんな夫のため息に、自分が無視されたように感じてしまう妻。

娘の婚約者の両親はネットで有名で、少しセレブ。結婚式などの取り決めをしていくうちに、両家の間と娘たち二人の関係もぎくしゃくしていく。

仕事に疲れた夫は、母親が入院する施設で知り合った音楽ボランティアの女性に、昔諦めた音楽、ギターを思いだし、しばしの癒しをえる。

一度は婚約破棄となった若い二人は、最後には仲直りし、無事に夫婦となる。

両親は互いに好きなことをしていくことで新たな道を見つけていく。


はじめは退屈にも思えたが、あちこち飛ばし読みしていて、結局読めた。

ようやく暖かな日に、四月の陽気。

来週も暖かな日になるようで、サクラが咲くかな。


仕事帰りに、市立図書館分館へ。

日曜が期限の二冊を昨日読み終え、今日返した。

新たに二冊借りた。

今日借りた本


斎藤詠一

「俺が恋した千年少女」

双葉社、202502


田中経一

「竜宮の鍵」

幻冬舎、2016


前者は新刊だが、後者は既読本かもしれないが、覗いた限り覚えがなかったので、借りた。

今日は朝から晴れていたが、西から天気は下り坂らしく、夜には雷を伴った雨の予報。さらに明日は気温が下がり、寒くなるらしい。

ただ、明後日の祝日以降は春らしい陽気になるらしい。


今月になり仕事にありつく。月末から月初くらいに出荷する日傘のセット組。そこに使うは日傘のシール貼りやラベル付けを、ここ数日やっている。


仕事帰りに、今日は県立図書館へ。

三冊返却したが、結局みな読む気がなくなり、読まないままの返却。

それでいて新たに五冊借りる。

今日借りた本


川内有緒

「目の見えない白鳥さんとアートを見にいく」

集英社インターナショナル、2021


渡邉大輔

「謎解きはどこにある

現代日本ミステリの思想」

南雲堂、2023


久保田健彦

「青少年のための小説入門」

集英社、2018


若竹七海

「暗い越流」

光文社、2014


ジョン・コナリー

「キャクストン私設図書館」

創元推理文庫、202410