再読だった、調べてみると二年前に読了してた。それでも再度楽しめた。
雲の動きを目の当たりに見える特殊な能力を持つ一族。天空族。
第二次大戦末の頃、そんな能力は軍部や大学の研究者の注目を浴び、両親が駆り出された子供たちが、長崎の山奥に疎開されていた。隠れきりしたんが住む部落で、彼らを受け入れることで、政府から目こぼしされた村人たち。
とはいえ、子供たちは異常なものという色眼鏡からは抜け出せなかった。
天候の異変をいち早く知らせ、村人たちを助けようとした彼らに感謝するどころか、逆に災いをもたらしたと非難し、迫害するようになる村人たち。
そんな山奥の分教場に赴任した新米教師と天空族の子供たちの交流と、その子孫たちを描いた物語。