今日は曇り空から、朝に小雨がぱらつく。昼前後には青空になったが、夕方近くには雨が降りだし、今夜中降るらしい。明日の日中は晴れそうだが、気温はいくぶん下がり、平年並みになるのかな。


仕事帰りに、市立図書館分館へ。

土日に読み終えた三冊と、もう一冊を返却。

新たにまた四冊借りた。

今日借りた本


新川帆立

「競争の番人」

講談社、202205


「競争の番人  内偵の王子」

講談社、202208


デボラ・フェルドマン

「アンオーソドックス」

辰巳出版、2021


G・M・マリエット

「コージー作家の秘密の原稿」

創元推理文庫、2011


学生時代にしばらく付き合ったことがある青年が奇妙な遺言状を残してなくなった。全財産を僕を殺した犯人に送る、と。一見病死した男をどうやって殺したかを証明しなければならない。

青年の先輩から依頼を受け、名乗り出た弁護士の剱持麗子。

しかも彼女は元彼女として、軽井沢に遺産を受けとる権利もある。

ただのイケメンだと思っていた青年が長野県の大きな製薬会社の御曹司だとはじめて知った麗子。数百奥の遺産を手にいれたら、麗子へ入る金も莫大。何より金が好きな彼女は奮闘するも、これが難行。

遺言を執行する弁護士が殺され、遺言状が入った金庫が盗まれ、事態は思わぬ方向に動いていく。

果たして無事に麗子は報酬を受け取れるのか?

癖のあるヒロインで、一気には読めなかったが、まずまずの面白さだった。

これはまた変わった趣向の警察小説。

タイトルを見て、タレントなどが警察のキャンペーンで、一日署長を勤める話かと思ったら、全く違う。

看護師の経験がある若い女性、五十嵐いずみは、警察学校を首席で卒業し、警視庁本部に採用された。とはいえ、赴任先は本部庁舎地下三階にある資料編纂室。捜査資料をひたすらパソコンに打ち込んで電子化するだけの職務。優秀な自分がなんで島流しのようなとこに配属されたのか?不満たらたらのいずみ。

前任者は定年を迎えたおじさんで、ここに三十年いたという。中身は最新だが、見かけは古いパソコン、ポルタを紹介するだけで、業務の引き継ぎはなにもしてくれない。ただ一言、一日署長、と。


迷宮入りした事件の資料を打ち込むために、その内容もしっかり読み込んでいくいずみ。未解決事件に興味を覚えると、あら不思議、突然ポルタに怪しげな光を出して。気がつくと、いずみは見知らぬ場所にいる。お決まりのように、そこには明治時代の警視庁の川路大警視の言葉が書かれた額。つまり署長室。

問題の事件が起こった管轄警察の署長に、いずみは変わっている。その署長に乗り移った感じ。

そして、捜査本部とは別に署長として独自に聞き込みをし、推理して、事件を解決に導いていく、そんな趣向の話。しかも、なぜか、タイムリミットは一日だけ。

解決して、もとの世界に戻ると、資料は消え、記録も新たなものに切り替わっている。

最初は1985年の放火事件

ついで、1999年の交番巡査自殺事件

三番目は1968年の強盗事件、警視庁と神奈川県警の連携ができず、宮入り。

四番目は1977年仮面ヒーローが好きな少年が誘拐され殺された事件

五番目は、2022年、ほんの昨日の奥多摩山中で見つかった身元不明女性の遺体事件。


なかなか面白くて、一気に読んでしまった。