わすれられないおくりもの | あなたが主役の人生をハッピーに生きる秘訣

あなたが主役の人生をハッピーに生きる秘訣

 あなたがありのままの自分を愛し、
 愛を広げれば広げるほど、
 あなたの内側も、あなたの周りも、
 大きな愛になってゆきます
 幸せな人があなたのまわりに集まってきます

昨夜、孫のゆいちゃんを膝に抱っこして

わすれられないおくりものを読んであげました。


年を取ったアナグマが、自分の死期が近いことを知っていて

あとに残していく友達のことを案じていました。


アナグマは知らないことはないくらい物知りで

みんなから慕われていました。

困っている友だちはきっと助けてあげるのです。


ある日アナグマは、友だちに

「長いトンネルの向こうに行くよ。さようなら。アナグマより」と

手紙を書いて

死んでしまいました。


次の朝、アナグマが死んでしまったことを知った

森のみんなはアナグマをとても愛していましたから

とても悲しみました。


寒い冬の間みんなで集まって

アナグマが残してくれたたくさんのおくりものについて

話しているうちに悲しみも癒えていきました。

アナグマの話をするだけでみんなの心が暖かくなってくるようです。

アナグマは、ひとりひとりにわかれたあとでも、たからものとなるような

知恵や工夫を教えて残してくれたのです。


ゆいちゃんは一生懸命聞いていました。

死についての意味はわかってはいないでしょうが。


ゆいちゃんのママは、亡くなったおじいちゃんと

お風呂に入って

お風呂の歌を歌ったりタオルで遊んだりしたことを

覚えているといいます。

豚の餌を煮るかまどでジャガイモを焼いてくれました。

それがまたおいしいのです。

これもおじいちゃんが残してくれた優しい思い出です。


死は悲しい別れではあるのですが、

心温まる思い出を残してくれることで

悲しみは癒されていくものなのかなと感じました。

姿は見えなくなっても思い出と一緒に

私たちの心に生き続けていてくれるのかな。

そうだとしたら、悲しまなくてもいいんだね。