RIZAPグループが2022年にはじめたチョコザップという低価格24時間ジムが好調で、利用者が55万人突破したそうです。
チョコザップは税抜き2,980円、服装自由というフィットネスサービスで、業界関係者は
「えええ!!!!普段着で運動すんの?汗かくじゃん!」
ってびっくりしたらしい。
でも、分かる!
前に、家の近所にゴールドジムがあったので入会したことがあったのです。
普通のコットン100%のTシャツで運動していたのは私だけだった。
みんなアンダーアーマーとかのウェアで、おしゃれなの
そして、マシンを使っていると
「この角度の方が効きますよ」
ってアドバイスされて頼んでねーよ!と思ってました。
女性陣はばっちりメイクで、お腹が出るおしゃれウェアを着て、こんな気合入れてジムに来なきゃいけないのかとアウェー感を感じました。
みんなスタイルがよかったです。
意識低い私は居心地悪いのです。
ダラダラ汗をかくほどガンガン運動したいわけじゃない、でも運動不足解消はしたいぐらいのゆる~い層が筋トレ好きには見えていなかったのでしょう。
意識低い人が意識低いままで利用できるって素晴らしいと思う。
だって、意識は低いけど、運動しないよりマシじゃん。
筋肉に効かないフォームでも、ジム行くだけマシじゃん
2021年にバンクオブイノベーションというゲーム会社が「恋庭」というマッチングアプリをリリースしました。
恋庭は2022年に100万DL突破したんです。
時代が違うので単純比較はできませんが、100万DL突破最速です。
恋庭ってアバターで交流し、プロフィール文はなし。条件検索ではなく、最大で2~3人までしかマッチングできないんですよ。
マッチング業界どっぷりの私は初めて聞いた時
「えええええ!!!!同時並行がたったの2~3人?恋❝活❞じゃないじゃん!」
って思いました。
でも、多数派って積極的に会いたいわけじゃないんですよね。
会いたいわけじゃないのか、会えないなのか分かりませんが…。
恋庭と似ているのがチャプターズです。
チャプターズの森本さんに取材した時に
「マッチングアプリに登録しているのに積極的に会っていない自分を責めていた。合わなくても使えるサービスにしたかった」
ってお聞きしたんです。
サービスって、たくさん運動できる、たくさん出会えるだけが正義じゃないんだよなぁ~と思ったのでした。
マッチングサービスの多くはたくさん会いたい、効率的に結婚したい人向けに進化してきているんです。
ただ、「いつか結婚したい」と思っている未婚でパートナーがいない方のうちマッチングサービス活用したことがあるのは4人に1人程度なんです。
ジムだって「痩せたい」「鍛えたい」と思っている人のうちフィットネス活用したことがある人ってどれだけなんだろう?
やる気がない訳じゃないけれど、利用していない人たちの実態って見えなくなるんですよね。
※なおチョコザップユーザーではありません。痩せたいとは思っているけれど、現在フィットネスジムに入会していません