年の暮れ


コロナの規制があった昨年までの事は

もう遠い日のような勢いで

イベント事が大復活しています


街の賑わい 笑い声もたくさん

幸せな時間ですね




遷延性意識障害という状態の人とは

具体的に

どんな身体状況が当てはまるのでしょうか?


「遷延性意識障害」という言葉自体

医療従事者の中でも知られていないことが多く

実を言う私も初めて聞いた障害名でした



定義として



遷延性という言葉をつけたのは

この6項目を満たす状態が

常に固定されておらず移り変わるからです


もちろん

上記の項目に当てはまらなくなったのが

ひとつ出てくれば

遷延性意識障害ではないと言えます



⑤や⑥の項目に関して


何となく出来ているんじゃないか

と思わせる意識障害の方に出会います


ただ医学的な評価に至らない程度ですね



自動車事故対策機構(ナスバ)には

自動車事故にて遷延性意識障害となった方が

入院する施設があり


入院時にナスバスコアという評価スケールにて

意識障害の程度を見極めます

一定基準を満たす障害度の方が入院できます


ナスバスコアが

遷延性意識障害という障害度を評価する

ひとつの指標であるとも言えます



目を開けていなくても

身体が自力で動かせなくても


脳自体は

日々の刺激を受けて常に状況が変わっていきます

それは

今自分がある環境に合わせて

生きなければならないと

脳が一生懸命に働くからです



何らかの認知機能があり

何かを感じ取っている状況を

最小意識状態と呼ばれることがあります


この段階へ移行している可能性があり


だとすれば


こちらの声掛けや

肌に触れる感覚で

脳で湧き起こる感情も

生まれているのかもしれません


いや かもというより

きっとそうだと思い


意識があって認知できるひとりの人間として

ちゃんと接するべきだと

私は思っています