黒人の内気な少年が成長し、青年になり、大人になるまでの半生を描いた作品。
幼少期編、青年期編、大人編と3シーケンスに分けられている。
最初は第一部「リトル」
内気で性格で麻薬中毒の母をもち、
イジメに逢いうという日々を過ごしていた主人公の「シャロン」
あだ名はリトル(チビ)と言われながらいじめられている。
ある日、麻薬のバイヤーである「フアン」という男にいじめられているところを助け出され、それからフアンもシャロンの面倒を見てくれるようになる。
母には虐待され家に居場所のないシャロンの父親のような存在になってくれる。
ある日、フアンとシャロンは一緒に海に出かけ「自分の道は自分で決めろ。他人に左右されるのな」と教わる。
しかし数日後、
フアンが売った麻薬をシャロンの母親が買っている事にフアン自身が気づきうなだれてしまう。
偉そうな事を言っていても自分もシャロンの母とさほど変わらないと…。
そして第一部は幕引きとなり、
第二部、「シャロン」
成長しても友達もロクにできないまま陰鬱とした日々を過ごしているシャロン。
母は相変わらず薬に溺れ、フアンは亡くなってしまったがその奥さんとの親交は続いている。
唯一の友達である『ケヴィン』は「ブラック」というあだ名で呼び仲良くしてくれる。
そんなケヴィンに友情以上の感情が生まれ、海外まで遊びに行くことになる。
月夜に照らされてムードも最高潮に達し、ケヴィンとシャロンはキスをする。
その流れでケヴィンに股間を弄られシャロンは果ててしまう。
シャロンとケヴィンは友達以上の関係になることになり喜ぶが、
次の日に事件が起きてしまうのだ…。
学校のスクールカースト上位のやつらにシャロンはイジメに逢い、ケヴィンもイジメに乗っかれと囃し立てられてしまう…
ケヴィンの方は色々な人と仲良くしている人物だが自分の体裁を取ることを優先してシャロンを殴り飛ばしてしまうのだ。
親友であり恋人のような関係になったケヴィンには裏切られ惨めな姿を晒されてしまい絶望し、
シャロンは怒りのあまりリーダー格の一人を椅子でぶん殴って少年院に送られてしまう。
そして第二部は終了。
第三部は「ブラック」
少年院の生活は終わり、立派な大人になったシャロン。
仕事はフアンと同じく麻薬のバイヤーをしながら生計を立てている。
弱い自分が嫌いでイチから自分を鍛え直しムッキムキの身体になり部下もいるくらい逞しく成長!
ある日の夜、数十年ぶりにかつての親友ケヴィンから連絡がある。
「あのときの事を謝りたい」
と、メッセージが入る。
和解をするためにケヴィンに会いに車を走らせるシャロン。
過去の事を謝り、互いにどんな半生だったかのかを語っていく。
ケヴィンの方は結婚したり離婚もしたり警察に捕まったり色々あったが料理人として生きてきたと語る。
シャロンの方はどうなんだと質問がある。
シャロンは、いくら強くなっても生き方を変えようとも変えることはできず日々を過ごしていたと語る。
最後に
「自分の身体に触れたのはお前だけだった。」
と語り、二人は寄り添い幕を閉じる。
自分を鍛えたり身体は強くなっても己の本質は変わらず純粋に「ケヴィンとの思い出だけ」を自分の支えにしてただひたすらに自らの道を進んだとても不器用な男の物語。
麻薬がはびこる貧困層での現実や同性愛者が生きにくい世の中に切り込んだ作品なんだと思う。
薬を売らなければ暮らしていけない人もいるし駄目だけど必要としている人間もいる。
綺麗事では片付けられない問題を織り交ぜながら一人の男に物語を収束させていく。
第一部はシャロンの話というか半分以上はフアンの話なんではないかと思うな。
一回で理解しようとするよりも、
何度か見たほうが面白いのかもしれないなこの手の映画は。
普通にあらすじ語ってしまったよ(笑)
ほぼ全て語ったが大丈夫!このネタバレを読んで見ても全然面白く見れると思うよ!!!





