ちょっと今日は休みを頂いて行くとするよ!
いい加減『君の名は。』見に行かねばならないが、
まだまだ上映は終わらないし、カップルがいちゃいちゃしているのをみると悔しいからまだいいやw
平日だから人は少ないだろうけど、イマイチ乗り気にならない。
昨日、シャチョーと機材屋のトミオカさんと映画談義になりオススメを聞いてみた。
シャチョーとトミオカさんの娘さんが
インド映画だけど『PK』は面白い!
と、聞いたので見る事にした。
見て一言言わせてもらうと
『傑作』だわwww
上映館が少なくて都内では二館しかやっていなくてちょっと残念。
宗教の話とは聞いていたけど冒頭いきなり宇宙船が出てきてSFものだったという事にイキナリ驚くw
イメージシーンかなと一瞬思うが
普通に話が進んで行くwww
ざっくり説明すると、宇宙人が地球探索のため降りたち、様々な人に出会い人と宗教について学んでいくという話。
インド映画と聞くとロボットとかラ・ワンとかで入る変なミュージカルを想像してしまうが
全くそんな事なかったw
踊りは普通に入ってくるんだが全然違和感もない!
むしろ入っていて胸が高鳴ってしまった…w
ちゃんと『映画を撮っている』感じが出ていて
見ていて気持ちがいい。
インドの街の風景を見せつつ、お芝居が始まる事が多いので場所の規制に縛られて撮っていないんだと思う。
それに比べて日本映画のスケールの狭いこと狭いこと…
インドの階級差別の問題と宗教の問題をうまく盛り込み、
中傷にならないギリギリを攻めながら宗派の事に切り込んでいく。
神への信仰があまり深くない日本では多分できない表現だと思う。
日本でやろうとしたら様々な大人の事情が絡んで無理だな。
仮にやれたとしても下品なブラックユーモアになってしまうだけに思われる。
宗教を盛り込みながらコメディにして、最後の最期は男女の『愛』に昇華させていく構成にはただただ脱帽である…
『後半はもう涙止まらなくなるぜ!?』
と言われて、まっさかぁ〜…
と思っていたが
バッキバキに涙腺が崩壊したwww
こんなに泣いたのはクリード以来なんじゃないかな?(わりかし最近だなw)
感動しまくりの泣きまくりだったわwww
(ノДT)ブワワッ!
2時間半の長尺だったが全く時間を感じさせないね!
伏線の回収、音楽、演出とスキがない…
『終わりよければ全て良し』理論ではなく、
全ての伏線をキッチリ終わらせる気持ち良さ!
SFなどの様々な要素を盛り込んでいるはずなのに
『台詞で終わらせる』んではなく『お芝居で』キッチリ終わらせてくる。
効率の良さで映画を撮る日本の体制とは違い、
撮りたいものをみんな納得して『楽しんで』作っている感じがするんだよな。
現場での撮影をやっているものとして時間に追われている感じがしないんだよなー…
これも日本の撮影にはない感覚だなー
見習うべきとこなんだろうなー
アベンジャーズのキャッチコピーには
『日本よ、これが映画だ。』
ってあったが
映像技術の上では確かに凄いと思う。
アクション映画って面であれば確かに凄いけどさ…
でも俺はこの『PK』にこそ
『これが映画だ!』
って言葉がふさわしいと思うね。
『どれだけ人の心に影響を与えられたか』
ってのが映画ではないかと思っている。
アクションや格好良さで話を広げても心には残りにくいんだよね
もちろん戦隊モノ好きやマーベル好きにも影響は与えらるとは思うけど
『良い映画だった』と言えるかといえばそうではない。
ヒーローの見せ場を作らなければならないことで
内容の薄っぺらさは出てくるし…
効率の良さを優先して撮影したり、制作委員会や
会社が喜ぶ利益重視映画作ってるんじゃ一生良い映画なんてできないよな
そうなると◯組とかは正しいのか?
いや、死ぬような思いで撮影しなければならないのも考えものだが…
誰々が可愛いとか、演技がいいとかそんなものは二の次だ。
内容だめだったら意味ないじゃん
てか俺は役者選んで映画は絶対に見ないし
少なくとも映画のあり方を見つめ直す意味でも
ものすごい影響受けた映画のひとつにはなった。
力強く、心に染みる本当に『良い映画』だった。
また台詞の使い方も上手いんだもんよ…
『かけ違いだった』←この言葉には要チェックだ!
本気でこんないい映画を何故単館上映しかしないのか恨めしく思う。
絶対世の中何か間違っている…
でもこの映画に出会ったのは本当に幸運だった。
ハシゴも考えたけど、この余韻を壊したくないのでおうち帰りますwww
ネタバレだけど音楽がアップされているので一応あげとく
主人公PKの兄貴分(中心で歌ってる人)がまたいいキャラしてんだわwww
兄貴ぃぃぃぃぃっ!!!
テーマソングのPKの歌もいいんだわ…
サントラ欲しい…
この作品の前の『きっとうまくいく』見たくなってGEOに行ったが
ねぇよ…(`×´)!