学校で先生として働いた経験のあるワタシが考える辞書を引くことで得る力
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我が家には次女ちゃん用の本棚に小学生向けの国語辞典があります![]()
もちろん、長女ちゃんが小学生の頃も長女ちゃん専用の国語辞典がありました。
いまは、わからない言葉に出会ったら、スマホやタブレットで検索すれば、すぐ、しかも無料で答えが出てくる便利な時代ですよね。
では、なぜ、このように便利な時代に、ワタシたちは子どもたちに「紙の辞書を引く」という、あえて少し手間のかかる行為を大切にして欲しいと思うのでしょうか?
それは、辞書を引くという行為そのものに、答えを知る以上の、子どもたちの力となる大きな教育効果が詰まっているからです。
自分で調べてわかった時の達成感、ページをめくることで深まる記憶、そして語彙力や自分で解決する力。
今日は、ワタシが親として、子どもたちに「辞書を引く習慣」を進める理由と、その素晴らしい効果を深堀していきたいと思います。
辞書引きが育む「自己解決力」と「記憶力」
①自分で調べてわかった時の「達成感」
スマホ検索のように一瞬で答えが出るのではなく、「自分でページをめくり、見つける」というプロセスを経ることで、成功体験となり、子どもの知的好奇心が刺激されます。そしてこの達成感こそ、もっと知りたいという意欲に繋がるのです。
②ページをめくることが助ける「記憶力の定着」スマホは画面をスクロールさせるだけで簡単に答えに出会えますが、辞書は指でページをたどる、前後の単語が自然と目に入る、といった身体的な動作や視覚情報が、単なる文字だけの情報よりも記憶に残りやすいというメリットがあります。
辞書を引くと「語彙力」が広がるワケ
辞書には、調べた言葉だけでなく、その言葉が使われている例文や、関連した言葉、類語などが一緒に載っています。そのページに書いてある「他の言葉が偶然目に入る」ことで、芋づる式に知識が広がり、語彙力や読解力が高まります。
スマホで検索すると、「その言葉」の答えが表示され大変便利ですが、辞書はたくさんの言葉があふれていて、その世界に飛び込むと意図せずとも自然と学びが得られます。
教育者としての経験から伝えたい「辞書を引く習慣」
スマホ検索が主流の時代に、あえて「紙の辞書を引く」という習慣を子どもたちに勧めるのは、教育者として多くの子どもたちを見てきたワタシだからこそ、強く実感することがあります。
「辞書を引くプロセス」が、学力の土台となる「自分で学ぶ力」を育んでいくと思うからです。
辞書を引くことを通して育まれていくものは
◯自分で解決できた達成感や解決したい、やってみようなどの意欲
◯身体の動きと視覚情報により高まる記憶力
◯言葉との出会いで広がる語彙力と読解力
などなど…
お子さんが言葉に興味を持った時、ぜひ一度「一緒に辞書を引いてみる」という、未来の力を育むプロセスを大切にしてみませんか?

