獣医師の藤沢です
さて、病院で飼われている動物たち
OZには犬のパセリくん、カリンちゃん
猫のだんごちゃん、わらびちゃんがいるのですが
彼らは日々、スタッフに癒しを与える愛玩動物としての役割と
もう一つ重要な役割があります
それが、『血液ドナー』としてのお勤め
彼らは日々、健康を維持し、
当院の患者さんに万が一のことがあると
血液を提供して大切な命を救っているのです
さて、８月にOZに仲間入りした、わらびさん
先日、初のお仕事でした
患者さんの手術で輸血が必要になりそうだったため
わらびさんから採血し、輸血前の検査を行いました
わらびさん、とっても大人しく採血されました
(爪切りもすごく大人しい…)
血液型の検査をまだしていなかったので
今回初めて検査
結果は…
『A型』
じつは、日本の猫の多くはこのA型です
ちなみにだんごちゃんは珍しいAB型
日本ではレアなB型はブリティッシュ系の洋猫にやや多いといわれています
(日本で多く飼われているのは、スコティッシュ、エキゾチックなどでしょうか）
血液型検査と同時に交差適合試験も行います
これは実際に血液型だけでなく
ドナーとレシピエントの血液が合うかの重要な検査
適合でした！
さっそく輸血の準備を進めつつ
手術開始です
今回は幸いなことに
輸血をする必要はなく終了しましたが、
OZメンバーの動物たちは
日々、ご飯をモリモリ食べ、予防医療を完璧に受け
適度な運動(！？)をしつつ
来るべき日に備えて、健康的な体を維持しているのです
人間スタッフでは代わることのできない
重要なお仕事
ただの愛玩動物ではなく、
病院にとって大事なスタッフなのです
ちなみに…
B型の猫ちゃんのドナー登録をお願いしています
以下の血統にあてはまる猫ちゃんを飼育の方で
血液型検査とドナー登録にご協力いただける方は
当院までご連絡ください
『ブリティッシュショートヘアー、エキゾチックショートヘアー
スコティッシュフォールド、デボンレックス』
上福岡OZ動物病院HPはこちら