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~還暦じいちゃん遍路旅~

88ヶ所の歩いて回った日記なう

54番延命寺から大頭へ      2013/11/16~17

コース   自宅 == JR松山駅 == JR大西駅 ―― 

54番延命寺   ―― 55番南光坊 ―― 56番泰山寺 

――― 57番栄福寺 ―――  58番仙遊寺() ―― 

59番国分寺 ―― 大頭 ==  四国ガンセンター == 自宅


仙遊寺の朝と59番国分寺


11月17日、朝6時から本堂でお勤めが始まる。

10分前に行くが、もう全員が集まっている。しかも白衣に輪袈裟の正装をしている。


6時丁度住職の読経に合わせて、後ろにいた子供たちが声を合わせてお経を唱えている。唱えているのは観音経かな。遍路の一団はただ、黙って聞いているだけ。


この子供たち不登校児で、お寺で預かっているそうだ。それにしても全員生き生きと生活をしているようだ。

7時まで住職の法話が続くが、ちょっと声が小さくよく聞こえなかった。(還暦じいちゃん、耳が悪く高音と低音が聞き取りにくいのです)


~還暦じいちゃん遍路旅~-本尊 ~還暦じいちゃん遍路旅~-本尊
本尊                脇侍

  

法話が終わると、本堂内で記念撮影を自由にさせてくれます。本尊の写真や(前仏ですが)住職とのツーショット、ちょっと嬉しくなるお勤めでした。


お勤めが終われば朝食、玄米のお粥とお漬物とみそ汁。歩き遍路にはちょっと物足りない精進料理でした「こりやーすぐに腹が減るな」


~還暦じいちゃん遍路旅~-朝食 朝食

8時10分仙遊寺出発、今回最後のお寺、国分寺を目指す。


~還暦じいちゃん遍路旅~-行ってきます 行ってきます

  

階段下の分岐から山道を下っていく。緩やかな道を進んでいくと「五郎兵衛坂」の看板、ここから急降下していく。


~還暦じいちゃん遍路旅~-五郎兵衛坂 五郎兵衛坂

この坂道「五郎兵衛」さんが、滑って転んでなくなったぐらいの急坂道、急降下していく分どんどん高度が下がってくるが、膝が痛い。


~還暦じいちゃん遍路旅~-急坂 急坂

左右分岐の突き当たりに標識が立っている。「左、国分寺、右、日本三霊場 四国霊場番外 知慧文殊尊道 竹林寺への道です


竹林寺経由で行きたかったが、新しい作礼山トレッキングコースの看板に「竹林寺への道はなくなっている」と書いている。標識を無視するほどの根性はないので、標識通り左手・国分寺へ進んでいく。


~還暦じいちゃん遍路旅~-立札 立て札

40分ほどで舗装道路に出てくる。ここからは、田んぼの中、住宅や街中と遍路シールに導かれて進んでいく。


~還暦じいちゃん遍路旅~-国分寺への道1 国分寺への道1

国分寺まで単純な歩きが続いている。国道196号線を横切り、コンビニの横を進んでいくと、突き当たりに国分寺への標識がある。標識通り右折して進んでいく。ここからの道、分岐はあるが一本道、街中をドンドン進んでいく。


~還暦じいちゃん遍路旅~-国分寺への道2 国分寺への道2

9時50分、国分寺到着。お寺前の店はまだ開いてない。


~還暦じいちゃん遍路旅~-国分寺 国分寺


境内には数人の遍路がいるだけなので、ゆっくりとお参りしようと本堂で般若心経を唱えていると・・・・隣にやってきた三人組、実に大きな声で般若心経を唱え始めた。

何事にも控えめな還暦じいちゃんも、ついつい、つらされて大声になっていった「周りの出来事が気になるようでは、まだまだ修行が足りませんな」


~還暦じいちゃん遍路旅~-握手 よろしくお願いします

本日のお寺はここで終了なので、ずた袋をザックにしまい10時10分、大頭のバス停に向かって出発する。

  

大頭への道へ続く








54番延命寺から大頭へ      2013/11/16~17


コース   自宅 == JR松山駅 == JR大西駅 ―― 

54番延命寺   ―― 55番南光坊 ―― 56番泰山寺 

――― 57番栄福寺 ―――  58番仙遊寺() ―― 

59番国分寺 ―― 大頭 ==  四国ガンセンター == 自宅


58番仙遊寺宿坊


道端のお地蔵さんに手を合わせながら、


~還暦じいちゃん遍路旅~-お地蔵さん お地蔵さん


仙遊寺への舗装道をエッチラオッチラ登っていき、15時40分、仙遊寺山門到着。


~還暦じいちゃん遍路旅~-山門 山門

ここの山門に架かっている扁額は「補陀落山」となっている。仙遊寺の山号は「作礼山」だが観音様のいる寺ということで「補陀落山」の額をかけているそうだ。


山門を潜って階段を上っていく。途中にお大師さんの御加持水がある。


~還暦じいちゃん遍路旅~-御加持水 御加持水

ふたを開けてみると、澄み切った水が溜まっていた。柄杓ですくい口に含んだが、うがいしただけで飲むことはやめにした

(湧き出ている水ならいいが、溜まっている水はちょっとね)

~還暦じいちゃん遍路旅~-清水 清水(ちょっとゴミが浮いている)


この先も厳しい階段が続いている。うちのかーちゃん、登りにめっぽう強いので1人でトットコ登ってしまう。お尻がだんだん遠くなり、そのうち見えなくなってしまった。


~還暦じいちゃん遍路旅~-お先に お先に

10分余りゼーゼー言いながら階段を上っていくと、かーちゃんの顔が見え始め、お大師さんが、お尻を向けて迎えてくれる。「お大師さん、歩き遍路はこっちから来るんですよー」


~還暦じいちゃん遍路旅~-お大師さんのお尻 お大師さんのお尻

15時55分仙遊寺到着。ほとんどの人は車で来るので、お大師さんの像は境内の一番奥に建って駐車場の方向を見ているのだ。


~還暦じいちゃん遍路旅~-手洗場 手洗場

本堂と大師堂にお参りし、宿坊へ向かう。


~還暦じいちゃん遍路旅~-宿坊 宿坊


「こんにちはー、還暦じいちゃんでーす」


食堂で夕食の準備をしていたおねーさんが「お疲れさまでした。今日は団体が入っているので、別館にお泊まりいただきます」と言って別館へ案内される。


いったん外へ出て階段を下りて通された部屋は10畳と12畳の二間続き、あまり使ってないのか、ちょっとカビ臭い。


~還暦じいちゃん遍路旅~-部屋 部屋


部屋が広すぎてエアコンが効かないので、間の襖を閉めて12畳の部屋にして寝ることにした。


しかし、やはり別館は別館、風呂や食事のたびに庭を通って本館まで行かないといけないし、非常口がない。


「火事になったらどうするんじゃ」と窓を開けて脱出ルートを確認する。


~還暦じいちゃん遍路旅~-宿坊からの夜景 宿坊からの夜景


6時丁度、楽しみにしていた夕食時間。今日ここに泊まったのは精進料理が食べたかったからなのだ。


~還暦じいちゃん遍路旅~-夕食 夕食


食堂へ行くと10人掛けのテーブル5列がすべて満席。テーブルには朱塗りの器に奇麗に調理された料理が並んでいる。


~還暦じいちゃん遍路旅~-おいしそう おいしそう

味もGOOD。味よし、見ためよし、健康にもよし、お勧めの宿です。


しかし、一つ欠点もあります。歩き遍路や若い人にとっては物足りなく感じてしまいます。年取った還暦じいちゃんでも「トンカツでも食べたいな」という感じでした。


食事が終わり部屋に帰るが何もすることがない。テレビもない。


~還暦じいちゃん遍路旅~-宿坊の裸婦像(住職作) 宿坊と裸婦像(住職作)

   

仕方がないから布団に入る。7時30分おやすみなさい。

    

 仙遊寺の朝と59番国分寺へ続く







54番延命寺から大頭へ      2013/11/16~17


コース   自宅 == JR松山駅 == JR大西駅 ―― 

54番延命寺   ―― 55番南光坊 ―― 56番泰山寺 

――― 57番栄福寺 ―――  58番仙遊寺() ―― 

59番国分寺 ―― 大頭 ==  四国ガンセンター == 自宅

57番栄福寺


栄福寺へは大きな遍路石が案内してくれる。昔は畦道を歩いた記憶があるが、今は舗装され道の左右には家が建っている。


~還暦じいちゃん遍路旅~-へんろ石 へんろ石

突き当たりの蒼社川土手に遍路石が立っている。

この遍路石、川を渡るように指差している。指差すほうを眺めてみると、川幅の1/3は水が大量に流れている。


~還暦じいちゃん遍路旅~-蒼社川 蒼社川

板を渡して川を渡っている昔の写真を見たことがあるが、この状態ではとても渡れそうにない。

橋のなかった昔は、水の流れにより、ここで何日も足止めされたのではとないかと思われる。

 
~還暦じいちゃん遍路旅~-水の流れ 水の流れ

上流の橋を渡り対岸を進んでいく。

当初の予定では石清水八幡宮の石段を登っていくつもりだったが、根性無しのため山裾を回っていくことにした


「やっぱりこの道は情緒のあるええ遍路道じゃ」

 
~還暦じいちゃん遍路旅~-遍路道 情緒のある遍路道


坂を少し上がると栄福寺。14時35分到着。

 
~還暦じいちゃん遍路旅~-栄福寺 栄福寺


遍路会館や納経所が新しくなっている。遍路用のトイレも新しくなっていた。


~還暦じいちゃん遍路旅~-トイレ1 ~還暦じいちゃん遍路旅~-トイレ2
      トイレ1              トイレ2

狭い境内にはオバチャン遍路がいっぱい、先達さんに合わせて般若心経の大合唱。オバチャンは元気だ。

~還暦じいちゃん遍路旅~-コンニチワ お大師さんコンニチワ
     

団体さんの間を縫って本堂へお参りする。

 

写真でよく見る箱車、本堂の正面左手に置いてあった。今まで何回もお参りしたのに気付かなかった。古くなった箱車の木の板が本堂の廊下に溶け込み区別がつかなくなっているからかな。


~還暦じいちゃん遍路旅~-箱車 箱車

この箱車、15歳の少年がここで歩けるようになり、不要になったため奉納したものです。ここのご本尊、足腰に霊験あらたかなので、足腰を丈夫にしてくださいとお願いする。


団体が多いので大師堂は「南無大師遍照金剛」だけで省略し、15時00分、本日の宿泊寺、仙遊寺へ出発する。


~還暦じいちゃん遍路旅~-出発 出発

栄福寺から坂を下ってくると、正面の山の中腹に仙遊寺の建物が見える。

見えるといってもはるか遠く「あんなとこまで登るんかいな、見んほうがよかった」


~還暦じいちゃん遍路旅~-犬塚 犬塚

8分ほど進むと犬塚、土手を登ると犬塚池、今日は水が完全に抜かれており、底にブルドーザーが停まっている。浚渫工事でもやっているのかな。


~還暦じいちゃん遍路旅~-犬塚池 犬塚池

池の傍の山道を進み、舗装道路を横切り、また山道を登っていく。


~還暦じいちゃん遍路旅~-山道 山道


再度舗装道路に出ると、ここからは道なりに舗装道路を進んでいく。

眼下に今治の市街地、遠くには来島大橋が眺められる。


~還暦じいちゃん遍路旅~-今治市街 今治眺望

 

     58番仙遊寺宿坊へ続く





54番延命寺から大頭へ      2013/11/16~17


コース   自宅 == JR松山駅 == JR大西駅 ―― 

54番延命寺   ―― 55番南光坊 ―― 56番泰山寺 

――― 57番栄福寺 ―――  58番仙遊寺() ―― 

59番国分寺 ―― 大頭 ==  四国ガンセンター == 自宅


55番南光坊・56番泰山寺

遍路石の指差しにしたがって南光坊への坂を上り、墓地の中を通りすぎて行く。


~還暦じいちゃん遍路旅~-墓地 墓地


道しるべに従って住宅のなかを進んで行くと、3階建てくらいの高さがありそうな公民館?の前にでてくる。

この建物、今治地方の祭りで、人が3~4人肩の上に立ち、獅子舞をする「継獅子」の道具倉庫のようだ。


~還暦じいちゃん遍路旅~-公民館 継獅子

建物の中で「継獅子」の練習ができるよう高く作られているのだろう。


~還暦じいちゃん遍路旅~-遍路道 お地蔵さん

さらに高速道路の下をくぐり、大谷霊園に向かって進んでいく。遍路道は坂道途中の階段を上っていく。


~還暦じいちゃん遍路旅~-大谷霊苑 階段


丘の上にはトイレもあり、ここから今治市内を眺めながら大規模霊園の中を下っていく。


~還暦じいちゃん遍路旅~-今治市街地 市街地遠望

今治城と間違えるようなマンションの前を通り、今治北高校の前の川を渡り、街中の道を進んでいく。


~還暦じいちゃん遍路旅~-お城? お城?


このあたり街中なのに遍路標識が整備されている。10分ぐらい進むと右手に南光坊の木が見え始める。


~還暦じいちゃん遍路旅~-市街地 市街地

12時10分南光坊到着。四国霊場で寺名に坊が付くのはここだけだ。


~還暦じいちゃん遍路旅~-山門 山門

山門は四天王が守護している。ウィキペディアによると南光坊の四天王の山門は「四国88か所で唯一の形」となっているが、屋島寺もこの形のはずなのにどこか違っているのかな。


以前お参りした時は、境内に重機が入って大師堂の工事をしていたが、今日はきれいになっていた。


~還暦じいちゃん遍路旅~-本堂 本堂

本堂・大師堂とお参りして納経所へ向かう。ここのお坊さん、納経帳の最後のページを開き、住所を確認して、色々話しかけてくれる。実は私の納経帳の名字、5年くらい前にここのお坊さんが書いてくれたものなのだ。


最後のページを開いて「あっ、これは私が書いたものだ。また来てくれたんですね、いやー懐かしい。今回は記念に判を押しときましょう」


~還暦じいちゃん遍路旅~-屋根上のお大師さん 屋根の上のお大師さん


私の名字の横に2か所朱印をいただきました。この納経帳、これからも大切にしていきます。


12時40分、南光坊を出発して泰山寺へ向かう。


~還暦じいちゃん遍路旅~-泰山寺へ 駅前通り

山門を出て国道を右手へ少し進むと、ロータリーに巨大なスクリューが置いてある。さすが造船の町。ここから泰山寺までは今治駅を通りぬけ一直線、約3キロの道のり。今治駅の東口から入り西口に出て、今治明徳高校、今治西高校を通り、国道196号線を渡れば500メートルほどで泰山寺。


~還暦じいちゃん遍路旅~-泰山寺遠望 泰山寺遠望

13時25分泰山寺到着。立派な石垣の横を進んでいく。


~還暦じいちゃん遍路旅~-石垣 石垣


ここは山門がないので階段を上がったところで合掌、境内へ入っていく。

何はさておきベンチへ一直線、おなかがすいてたまらなかったのだ。

パンを口に押し込む。「お大師さん、お参りする前にすみません」やっと落ち着いたので本堂・大師堂とお参りする。おなかも太っているのに、どういう訳か手抜きして般若心経だけでお参りを済ませてしまった。


~還暦じいちゃん遍路旅~-境内 泰山寺境内

山の中のお寺と違い、街中のお寺はお参りするのに苦労が少ないから感激も少なく、ありがたみが少ないのかなあ。


~還暦じいちゃん遍路旅~-出発 遍路石に従って


後ろめたい思いで、13時40分出発する。


57番栄福寺へ続く




   


54番延命寺から大頭へ      2013/11/16~17


コース   自宅 == JR松山駅 == JR大西駅 ―― 

54番延命寺   ―― 55番南光坊 ―― 56番泰山寺 

――― 57番栄福寺 ―――  58番仙遊寺() ―― 

59番国分寺 ―― 大頭 ==  四国ガンセンター == 自宅
      

54番延命寺
  

11月16日、今回は家内と二人で今治市内から大頭までを巡拝します。

自宅を7時過ぎに出発、伊予鉄道、JR四国と乗り継ぎJR大西駅に到着、9時30分、遍路衣装に着替えて出発する。


~還暦じいちゃん遍路旅~-大西駅 JR大西駅


駅前から遍路道に出るとすぐに鴨頭病院の看板、標識に従い右折して進んでいく。


~還暦じいちゃん遍路旅~-遍路石 遍路石


スーパーを過ぎたところで国道に合流、この国道、相変わらず歩道が整備されていない。


~還暦じいちゃん遍路旅~-国道 国道

右手に池を見ながら1.5キロぐらい進み国道が緩やかに右カーブしているところを直進して旧道を進んでいく。

遍路地図によるとコイン洗車場を左折するようになっているが、洗車場はなくなっており歯科医院が建っている。


~還暦じいちゃん遍路旅~-歯科医院 歯科医院

ここを左折して路地に入り溜池の土手を進んでいくと延命寺、10時30分延命寺山門到着。


~還暦じいちゃん遍路旅~-山門 山門

この山門の左手前階段の上に昔の鐘楼、近見二郎が建っている。近見二郎は宝永元年(1704)に鋳造された鐘楼で、鐘の周囲には寺の歴史が刻まれているそうだ。普段は撞けなくしてあるが年に一度だけ、大晦日にこの鐘が鳴り響くそうだ。


~還暦じいちゃん遍路旅~-近見二郎 近見二郎

最初の山門を潜ると駐車場、その先にはさらに中門がある。この中門、今治城に在ったもので明治の廃城取り壊しの際、ここに移設したものだそうだ。


~還暦じいちゃん遍路旅~-中門 中門

この中門をくぐると右手に参拝者がいつでも撞ける鐘楼、近見三郎がある。

参道左手にはお店が並び正面に本堂、左手階段上に大師堂が建っている。


~還暦じいちゃん遍路旅~-本堂 ~還暦じいちゃん遍路旅~-大師堂
     本堂                大師堂へ


今回最初のお寺なので丁寧にお参りをする。納経印をいただき休憩所でおにぎりタイムを取っていると、1人の野宿遍路がやってきた。


~還暦じいちゃん遍路旅~-境内 境内

通しで回っている京都氏で、今日で59日目だそうだ

   

「ずいぶんゆっくりですね」

「あちこち寄り道しながらゆっくり回っています。松山では競輪場へも行ってきました」
  

色々話しながらふとザックを見るとホタテ貝がぶら下がっている。
 

「その貝、ひょっとすると・・・・」

「そうです。スペイン巡礼のお守りです。歩いて回りました」

「ヒェーーーすごい!」

  

スペイン巡礼はホタテ貝のお守りをザックにつけて800キロを歩く世界遺産サンディアゴ・デ・コンポステーラ遍路道のことだ。


京都氏によるとスペイン遍路道沿いには安く泊まれる宿が沢山あるので野宿することもなく、道も整備されているので安心して歩けるそうだ。


四国遍路道を世界遺産に登録するには、遍路宿と遍路道の整備が必要で、その道のりはまだまだ遠そうだ。11時20分、鐘楼の横から南光坊を目指して出発する。

55番南光坊・56番泰山寺へ続く