さて、挿入術の日。
尿カテーテルを入れ、部分麻酔で挑戦です。
今回もA.B両医師(メインはB医師)。
CTで確認しながらメタリックステントを適正な位置に送り込みます。
メタリックステントは、直径1センチ程度で金網状の円筒形の筒です。
最初からこの直径のものを挿入するのではなく、もっと細い状態で胆管に送り込みます。目的の場所に配置してから24時間程かけて1センチ程度の直径まで広がるんです。
(因みにプラスチックステントと違い、メタリックステントは交換が効きません。じゃあ、網目から組織が押されてきて狭窄したらどうするかと言うと、もう一度前のステントの内側に重ねて設置することとなります。それを防ぐためのカバーがついたカバードステントもあります。)
挿入術は順調に進みますが、みぞおち付近を引っ張る時・・痛え。そういえば切開時(というより穴あけ時?)も痛かった。
若しやここは麻酔が効いてないのでは?
ドキドキ
で、最後にB医師がみぞおちの切開部分を縫おうとした時、
「センセイっ!そこ麻酔かかってないみたいです!」
と、自己申告をして事なきを得ました。