今朝はやや雲の多い空だったが、雨の気配はなく、穏やかな朝を迎えた。

 

 

いつものようにラジオ体操を終え、白川公園内を周回して家に戻った。

木々の間から差し込む朝の光を眺めながら歩いていると、秋の深まりが感じられる。

朝の日課をひと通り済ませた後は、仏像塗装の仕上げに取りかかった。

 

 

柿渋の下塗りを終えている龍頭観音像を研磨し、表面を整えてからワトコオイルをすり込んだ。

オイルを塗り重ねていくと、木の表情が少しずつ深まり、オイルフィニッシュ特有のしっとりとした色調が現れてくる。

 

 

表面を均一に塗りつぶすのではなく、木目の濃淡を生かしながら仕上げるため、木そのものの自然な質感が残るのが魅力だ。

一方で、木目の濃淡がそのまま表面に表れるので、下地の傷や研磨の跡も目立ちやすい。

そのため、塗装そのものよりも、むしろ下地を丁寧に整える作業に手間がかかる。

 

手をかけた分だけ、木の表情が少しずつ整い、仏像らしい落ち着いた風合いが生まれてくる。

仕上がりを確かめながら、最後の細かな手直しを続けた。