一点の雲もない、快晴の朝を迎えた。

 

 

空気はひんやりとしていたが、白川公園でラジオ体操を終える頃には、朝日が差し始め、爽やかな秋の空気に包まれた。

眩しいほどに澄み切った青空を見上げていると、それだけで気分まで晴れやかになってくる。

 

 

朝の日課を済ませ、円空仏彫刻「木端の会」の教室へ向かった。

会場は、荒子観音寺の境内にある教室。

今日は、次の作品の準備に取り掛かった。

 

↑清峰寺所蔵三尊像(左から聖観音、十一面千手観音、龍頭観音)

現在制作しているのは、高山市国府町の清峰寺所蔵三尊像の模刻。

十一面千手観音像と龍頭観音像はほぼ完成したので、今日は三体目となる聖観音像の木取りを行った。

 

 

まず檜の丸太を必要な長さに切り、寸法を測りながら幅を取っていく。

そこからナタを使って木を割り、三角柱に近い形に整えていく。

これが仏像を彫り出すための最初の工程となる。

材料庫の檜は保存状態があまり良くなく、腐食している部分や割れも目立った。

 

 

それでも木を見ながら使える部分を選び、何とか必要な寸法に木取りすることができた。

 

 

これで、いよいよ聖観音像の制作に取り掛かれる。

久しぶりの力仕事だったので、作業を終える頃には少し汗ばんでいた。

それでも、秋晴れの爽やかな一日に、予定していた作業を無事に終えることができた。

 

二体の仕上げに続いて、今度は三体目の聖観音像。

新しい木に向かうときの緊張感と楽しみを感じながら、また少しずつ彫り進めていきたい。