今朝も5時に起き、白川公園のラジオ体操など、いつもの朝の日課を済ませた。

早朝の空気は少しひんやりとして、心地よい。

 

 

公園の木立も、ところどころ黄色や茶色を帯び始め、季節が少しずつ秋へと進んでいるのが感じられる。

 

 

毎週木曜日は、円空彫刻「木端の会」の練習日。

午前中は、会場となっている荒子観音寺の教室で過ごした。

 

 

制作中の十一面千手観音は、いよいよ仕上げの段階に入った。

 

 

目や鼻、唇など細かな部分を修正し、化仏の阿弥陀如来にも手を入れた。

さらに、表面のささくれや傷、汚れなどを丁寧に取り除いていく。

ほんの一手間を加えるだけで、仏像の表情が引き締まり、完成度も少しずつ高まっていく。長い時間をかけて彫ってきただけに、仕上げの作業にも自然と力が入る。

 

 

これで、来月円空のふる里岐阜羽島で開催される「みんなの円空仏作品展」への出展にも、何とか目処が立った。

 

 

今回は2体を出展する予定で、もう一体の竜頭観音像はすでに完成している。

いずれも、高山市国府の清峰寺に所蔵されている円空仏の模刻である。

 

3年前に清峰寺を訪れた。

山の中腹にある無住の寺で、境内の円空堂に円空仏が祀られていた。

あらかじめ連絡を入れておき、管理人の方に扉を開けてもらって拝観した。

円空の最高傑作の一つともいわれる像を間近に拝したときの感動は、今も鮮明に記憶に残っている。

その時に受けた感動を思い起こしながら、今日まで模刻を続けてきた。

彫り進めるほどに、円空の造形の奥深さと、その素朴で力強い表情の魅力を改めて感じている。