毎朝のルーティンをこなして家に戻る頃には、強い夏の陽射しが照り付け、汗びっしょりになっていた。

熱中症予防警報も「危険」を伝えている。

暑さが予想される日中の外出は控え、今日は家で一日を過ごすことにした。

 

 

夕方に精霊棚を片付け、生もの以外の供物は真菰に包む。

玄関先で送り火を焚き、我が家に帰って来ていた精霊を送り出した。

昔は、供物などを真菰に包んで川や海に流し、精霊を送る風習もあったが、今では環境保護の観点から行われなくなった。

 

 

そこで例年通り、町内にある同じ宗派のお寺へ真菰にくるんだ供物を持参した。

本堂では読経が響く中、蝋燭と線香に火を灯し、精霊送りを済ませた。

こうして今年のお盆も、迎え盆から施餓鬼、そして送り盆まで、一連の行事を無事に終えることができた。

 

精霊を送り出した後には、いつものことながら一抹の寂しさが残る。

それでも、今年もご先祖を無事にお迎えし、そして送り届けることができたことに、まずは安堵している。