今日は、瑞穂区の菩提寺で行われた「盆施餓鬼会法要」に参列してきた。
本堂には施餓鬼棚が設けられ、その中央には三界万霊牌が祀られ、供物や卒塔婆・焼香台などが置かれている。
施餓鬼とは、三界(欲界・色界・無色界)にいるすべての精霊をはじめ、餓鬼道に堕ちた者や無縁仏などにも食べ物を施し、供養する仏事である。
普段は供養の縁に恵まれない霊にも分け隔てなく供養を施すところに、施餓鬼の大切な意味があるようだ。
法要には近在の曹洞宗の僧侶が十名ほど集まり、住職の先導で、鉦や太鼓を打ち鳴らしながら堂内を回り、厳かな読経が続いた。
読経が終わると、参列した檀信徒が順に焼香をする。
その後、卒塔婆を受け取り、それぞれ墓前に向かって手を合わせ、一連の仏事を終えた。
8月は、私にとって「祈りの季節」でもある。
お盆の行事をはじめ、広島・長崎の原爆忌、そして全国戦没者追悼式など、戦争で亡くなった人々に思いを寄せる機会が続く。
私の父も戦死しており、8月になると、父のことを思い出すとともに、戦争がもたらした悲劇について改めて考えさせられる。
先祖や亡き人々に手を合わせ、平穏な日々のありがたさをかみしめる。
盆施餓鬼の法要を終え、そんな思いを新たにした一日だった。
帰りには、千種豊月の手打ちそばで精進落としをして、厳しい猛暑の中を家路についた。




