ラジオ体操のために訪れた白川公園の入口にある小さな水路で、カルガモの親子に出会った。
親鳥の後ろを、7羽のヒナがかたまって愛らしく泳いでいる。
昨日までは姿を見かけなかったので、今朝早く近くの茂みからこの水路へ引っ越してきたのだろう。
実は6月初めにも、この場所でカルガモのヒナが誕生していた。
しかし、そのヒナたちは数日のうちにカラスに襲われ、残念ながら全滅してしまった。
また、公園中央の広い噴水池でも11羽のヒナが生まれたが、こちらも同じ運命をたどった。
今年も元気に巣立つ姿は見られないのかと落胆していただけに、新たな親子の姿を見つけた時は思わず心が弾んだ。
今度こそ、7羽のヒナたちが無事に成長し、大空へ羽ばたく日を迎えてほしいと願わずにはいられない。
しかし、すぐ近くの木の枝には、獲物を狙うカラスがじっと様子をうかがっていた。
一度成功体験をしたカラスは執念深く狙うともいわれ、人の姿が少なくなれば襲いかかる可能性もある。
危険を察知したヒナたちが素早く一か所に集まり、親鳥の羽の下へ身を寄せれば助かる確率は高くなる。
しかし、好奇心から離れて行動するヒナは、どうしても標的になりやすい。
カルガモ親子の愛らしい姿は見る人の心を和ませてくれる。
その一方で、弱い命が生き抜くことの難しさという自然界の厳しさも、改めて感じさせられた。
毎日見守ることしかできないが、今度こそ7羽のヒナが無事に育ってくれることを心から願っている。


