昨夜から降り続いた雨は朝のうちに上がり、昼前には青空が広がった。

雨に洗われた街はひときわ鮮やかに見え、夏の日差しが戻るとともに気温もぐんぐん上昇し、真夏を思わせる暑さとなった。

 


 

お昼に伏見の電気文化会館で開催中の「木の家具 40人展」を見学してきた。

 

この展示会は、全国各地で創作活動を続ける木工作家たちが手掛けた家具やインテリア雑貨を一堂に集めた展示・販売会である。

 


 

 

会場には、テーブルや椅子、収納家具をはじめ、木の温もりを生かした小物類まで数多く並び、それぞれに作り手の個性とこだわりが感じられた。

 

 

 

 

木目の美しさを巧みに生かした作品や、曲線を取り入れた優雅なデザインなど、どれも完成度が高い。

量産家具ではなかなか味わえない手仕事ならではの温かみがあり、見ているだけでも十分に楽しめた。

 


会場内にはカンナ削り体験コーナーも設けられていたので、私も挑戦してみた。

よく研がれた刃と丁寧に調整された台のおかげで、カンナは驚くほど滑らかに木材の上を走った。

削られていく感触は実に心地よく、職人が道具の手入れを大切にする理由を少しだけ体感できた気がする。

 


 

削り出された鉋屑は長さが1メートル以上もあり、光にかざすと向こうが透けて見えるほど薄かった。

その繊細な美しさに感心し、記念に持ち帰ることにした。

家に帰って眺めると、ヒノキの爽やかな香りがほんのりと漂い、会場で感じた木の温もりがよみがえってきた。