最近、広小路通りの街路樹や白川公園などの樹木が伐採される光景や多くの切り株を目にするようになった。
長年親しまれてきた木々が姿を消していくのは少し寂しい気持ちになるが、その背景には安全確保という重要な理由がある。
名古屋市では、枯死や病気によって倒木や落枝の危険がある場合、あるいは車両や歩行者の通行に著しい支障を及ぼす場合などを基準として伐採を行っているという。
高度経済成長期の都市整備に合わせて植えられた街路樹の多くは、すでに数十年が経過している。
樹木も生き物であり寿命があるうえ、排気ガスや舗装による根の圧迫、気候変動による猛暑や豪雨など、厳しい都市環境の影響を受けて弱っているものも少なくない。
今後は老木化に伴い、安全対策のための伐採がさらに増えていくのかもしれない。
街路樹や公園の樹木は、夏には木陰をつくり、四季折々の風景を楽しませてくれる貴重な存在である。
都市の中に潤いと安らぎを与えてくれる一方で、管理を怠れば事故につながる危険性もある。
緑を守りながら安全も確保の両立の難しさを感じつつ、伐採された跡地に新たな若木が植えられ、次の世代へと豊かな緑が受け継がれていくことを願っている。




