早朝まで降っていた雨は上がり、雲の切れ間から少し青空が覗いていた。

 


 

湿り気を含んだ朝の空気はひんやりとしていたが、雨上がり特有の清々しさが感じられる朝だった。

 

 

 

いつものように朝のルーティンを終えると、白内障手術の準備に取りかかった。
白内障の手術は日帰りでも可能だが、慌ただしく帰宅するよりも、落ち着いた気持ちで手術を受けたかったので、手術日前後を入院して過ごすことにした。

 

病院からは、術後1週間は保護帯を必ず装着すること、さらに2週間ほどは無理をせず、仕事や運動、旅行などを控えて静養するよう説明を受けている。
 

3日分の着替えや洗面道具、身の回りの品をバッグに詰め終えると、少し緊張しながらも、「これで視界がもっと明るくなるだろう」という期待を持って病院へ向かった。